ロードテスト(7) スズキ・スイフト ★★★★★★★☆☆☆ 

公開 : 2017.09.30 19:10  更新 : 2018.01.20 07:41

 

はじめに ▶ 意匠と技術 ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 乗り味 ▶ スペック ▶ 結論

購入と維持 ★★★★★★★★★☆

スペックを別にすれば、スイフトはライバルと比較してかなり高いバリューがあるといえる。英国内のグレードはSZ3/SZ-T/SZ5の3つで、価格は£10,999(165万円)からとなっている。

その最廉価版、エンジンは1.2ℓガソリンで、デジタルラジオやブルートゥース、エアコンは標準装備。しかし、おすすめはSZ-Tだ。1.0ℓターボを搭載し、リアカメラや16インチに拡大されたアルミホイール、スマートフォンとリンクでき7.0インチのタッチパネルを備えるインフォテイメント・システムが追加される。最上位のSZ5にはナビやリアのパワーウインドウ、キーレスエントリー&スタートが備わるが、これより下の2グレードでこそ価値が引き立つ。

ポロやフィエスタスコダ・ファビアより数千ポンド安く、装備レベルは上回る。価格も安いが、小排気量エンジンゆえの経済性など維持費も低く、4WDやATも選べる。1.2ℓユニットのCO2排出量は98g/kmで、燃費は23.3km/ℓ、1.0ℓは104g/kmと21.7km/ ℓで、マイルドハイブリッドがランニングコストの抑制に利いている。ライバルへの競争力も十分な数字だ。

リセールも強い。前者3年もしくは10万kmの保証が付くが、それが尽きても、残価はSZ3で41%、SZ-Tで39%が見込まれる。

価値の推移

新車価格で上回るキア・リオに匹敵する残価が予想される。販売台数で大きく勝るヴォグゾールコルサも、3年間の残存価値を見れば、スイフトを上回るのは新車販売直後のみで、その後は太刀打ちできない。

 

はじめに ▶ 意匠と技術 ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 乗り味 ▶ スペック ▶ 結論

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