ポルシェのEV「タイカン」 2019年発表に向け準備着々 詳細情報

公開 : 2018.10.17 10:50  更新 : 2021.02.10 17:27

ポルシェらしい走りを実現

今までのモデル同様のステアリングフィールやシャシー特性を与えるチューニングを施したことと同様、ポルシェはモーターやブレーキのフィーリングとレスポンスの改善にも力を注いだという。

タイカンにも低速での取り回しと高速域でのスタビリティを両立するため、他モデルと同じ四輪操舵システムを搭載している。

「われわれはすでにある程度の期間プロトタイプでのテストを行ってきました。初期の車両ですら、ポルシェらしい運転特性を持っていたと思います。そこからさらに多くの改善を加えました」とウェックバッハは語った。

ポルシェはタイカン生産のため、6億1700万ポンド(913億円)を投じてツッフェンハウゼンの生産拠点に新たな設備を揃えた。ここは1963年から911の生産に使われている拠点だ。2015年のミッションEコンセプト発表時には、年間2万台程度を販売する計画を示していた。ポルシェの全車種の売り上げは24万6000台であることから、その8%に相当する。

ポルシェによれば、この生産設備は2交代制の場合年間2万から2万5000台の生産が可能だという。需要が見込まれれば、3交代制にするか他の拠点を使用することにより、大幅な増産が可能のようだ。

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