アウディeトロンGT 完成「きわめて間近」 製品化は2020年 LAショー

公開 : 2018.11.29 12:40  更新 : 2021.11.11 13:21

外観 風洞実験から得たインスピレーション

全長4.96m、全幅1.96m、全高1.38m。軽量な4ドアクーペのボディは、マルチマテリアル構造を使用して製造されている。

構造は、カーボン製のルーフ、数多くのアルミニウム製コンポーネント、そして高強度鋼から製造されたサポートエレメントから構成されている。このテクノロジーは、ポルシェと密接に協力して開発された。

リアエンドまで流れるような弧を描くアウディeトロンGTコンセプトのルーフラインは、アウディの美しいデザインを象徴するスポーツバックのスタイルを反映しているという。

現在のアウディモデルと比較した場合、リアに向かってキャビンが大きく絞り込まれたデザインが印象に残る。

幅広いライン、ボディに設定された数多くの機能エレメント、ホイールアーチのエアベント、そしてソリッドなリアディフューザーは、風洞実験室から生み出されたもの。燃料消費量を削減する優れた空気抵抗係数と低い揚力係数が、このクルマのデザインの視覚的特徴となっている。

前後ホイールアーチ間のシル部は、外側に張り出している。このシル部は、アウディeトロンGTコンセプトのエネルギー源であるバッテリーが、この位置に搭載されていることを暗示しているのだという。

5本ツインスポークのホイールデザインも、視覚的な統一が図られている。空気抵抗を削減しながらも、ブレーキディスクを冷却するためのエアフローを最適化。285/30サイズのタイヤを装着する。

アウディデザインを象徴するシングルフレームグリルは、これまでに発表された2種のeトロンSUVと比較すると、より水平基調になっている。グリルの上部には、ボディカラーで塗装されたカバーが装着される。

ボディカラーには、キネティックダストと呼ばれる、チタニウムにも似た暖色系のダークカラーが採用されている。このカラーは、光の角度や動きに応じて、ボディ表面にコントラストを生み出す。ウインドウフレームとホイールに採用された、暖色系の艶消しアルミニウムエレメントによって、この光の効果がさらに強調されるという。

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