内装の質感は良好

内装の仕上げと建てつけは、すでにライバルの4シリーズに肩をならべるところだ。アルミニウム調表面仕上げの多用については好みの分かれるところだが、Cクラスの内装に華を添えているとはいえるだろう。だがステアリング上のボタンは多すぎるし、内装材も触ってみると見た目ほど上質でないのがわかってしまう。

車外からの音はよく遮断されている。まあちょっとくらい忍びこんできたところで、オプションでつくブルメスター製オーディオのすばらしい音楽にひたってしまえばどこふく風だ。

これまたオプションで5000ポンド（70万円）近くもするプレミアム・プラス・パッケージには、12.3インチのコクピットディスプレイも含まれる。画面そのものは確かに精細だが、アウディA5のバーチャル・コクピットほど柔軟なカスタマイズ機能はもたない。

インフォテインメントシステムを操作するメルセデス流のダイヤル式タッチパッドも、やはりタッチパネルには直観性で劣る。とはいえ、エアコンのような主要機器をまだ物理的なボタンで操作できるだけでも良しとしたい。

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