「GT」ほんとうに名乗れるクルマは 元祖GTからトンデモGTまでジャッジ 後編

公開 : 2019.02.17 06:10  更新 : 2021.03.05 21:42

アウディ・クーペGT(1980年)

上級市場へと移行するなか、アウディではクーペGTと名付けた2ドアモデルで、ショールームへとエンスージァストを呼び込めると信じるだけの自信を深めていた。

メカニカルコンポーネントの多くは80のものだったが、ファストバック風のリアエンドを持つ独自デザインを与えられたこのモデルは、価格やクラスを考えれば、十分にスポーツカーと呼ぶことのできるモデルであり、ラリーにおけるクワトロの活躍によって完全に日陰の存在となっていた100ベースのクーペモデル、初代クーペGTの真っ当な後継者だった。

2018年現在、クワトロはアウディのラインナップのほぼすべてのモデルに影響を与えており、GTの名を冠したモデルは存在しない。

だが、2018年のロサンゼルス・モーターショーでEトロンGTとして公開されたコンセプトモデルが、名前を変えることなく量産フェーズへと移行すれば、この状況も終わりを迎えることになる。


判定:合格

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