ジャガー最上級サルーンXJ、現行型は7月生産終了 次期型はEVに XJの名を継承

公開 : 2019.06.04 11:30

9代目はフラッグシップの電動サルーンに

ジャガーの象徴的なモデルという地位とは裏腹に、XJはジャガーで最も人気のないモデルとなっていた。2018年12月の英販売台数はわずか301台。

これに比べ、SUVのFペイスは4492台、コンパクト・サルーンのXEは2252台、そしてスポーツカーFタイプも492台が同じ月に売れている。

XJは来年登場する9世代目で、フラッグシップの電動サルーンとして生まれ変わる予定だ。ジャガーが公式に認めたわけではないが、同社の広報担当者は英AUTOCARに対し、ジャガーが「XJの車名を継続させる」つもりであることを明かした。

ジャガーがBMW 7シリーズメルセデス・ベンツSクラスに対抗して投入するXJの2020年モデルは、高級車市場に一石を投じることになるだろう。ゼロエミッション車となる次期型XJはまた、間もなく発売されるポルシェタイカンのライバルにもなる。

XJに先進的な改革が行われるのは、これが初めてではない。2002年にモデルチェンジしたX350型にはジャガー初のオールアルミ製ボディが採用された。

その次のX351型では、1969年に登場した初代XJ以来受け継がれていたスローピング・ボディを廃止した。

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