ロードテスト ランボルギーニ・ウルス ★★★★★★★★☆☆

2019.07.14

結論 ★★★★★★★★☆☆

「イタリアの最新モンスターは驚きのドライビングを味わえる」

ランボルギーニ・ウルスは常に、使うことで強い自尊心を掻き立てるクルマとなるはずだった。たとえそうでも、われわれはさまざまな場所で、ハードに、オートカーのロードテスト のフォーマットに従って走らせたことで、ウルスへの思いがどのように変わるかわかっていなかった。

こういうクルマは好みではない向きもあるかもしれないが、ほとんどのテスターはその独特なデザインが、より自由で独創性の強いひとびとに歓迎されるだろうと思っている。

しかし、ランボルギーニのような会社が顧客の求めに応じてこの手のクルマを生み出しても非難されるべきではない、という考えが受け入れられれば、ウルスの成し得たことは心から賞賛できるものだ。そして、エンジンはもっとサンタアガタのDNAを前面に打ち出す余地があったかもしれないし、より納得のいくラグジュアリーさを示せたかもしれないが、ウルスのことを知れば知るほど、その慎重な態度を取り続けることは難しくなる。

SUVがここまで速く俊敏になれるのかという驚きは、2002年に初代ポルシェ・カイエンで思い知らされて以来のことだ。そのパフォーマンスも価格帯も、そのときよりさらに高まってはいるのだが。

担当テスターのアドバイス

マット・ソーンダース

サーキットでウルスのベストな性能を引き出すにはどれほど荒っぽく走らせなければならないかに慣れたとしても、ドライバーである自分のためにランボルギーニがこのクルマを造ったのだと思って喜ぶことはできない。とはいえ、時空を曲げるような走りを体験できるのなら、それは大したことではない。

サイモン・デイヴィス

ローンチコントロールを使った全開スタートの掛け値なしの凶暴さは、一見の価値がある。お恥ずかしながら、思わず悲鳴をあげてしまったほどだ。

オプション追加のアドバイス

オプションにかなりの出費をしてしまうかもしれない。たとえば5250ポンド(約78.8万円)もするB&Oのサウンドシステムや、4410ポンド(約66.2万円)のカーボンインテリア、2310ポンド(約34.7万円)のパノラミックルーフなどだ。先進的なドライバーアシストシステムも、重要なものがオプションだったりするので注意したい。

改善してほしいポイント

・エンジンは、もっとランボルギーニらしいキャラクターにしてほしい。期待したほどスペシャルなサウンドではなかった。
・インテリアは、ヴィジュアルもマテリアルももっと活気あるものにすべきだ。
・一般的な走行状態での乗り心地を、もう少し落ち着いたものにしてもらいたい。

 
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