ロードテスト ランボルギーニ・ウルス ★★★★★★★★☆☆

2019.07.14

購入と維持 ★★★★★★★★☆☆

ウルスは実用面で、オーナーに大きな苦痛を強いることはなさそうなクルマだ。英国の路上においてさえ、走りの洗練度はめざましい。後席のヘッドルームが十分かどうかはともかく、まっとうな室内のエルゴノミクスは、ポルシェ・カイエンターボのようなライバルたちに太刀打ちできる。

世界最速のSUVとしては、価格もかなり競争力のあるものだ。英国で2500万円少々、日本では2800万円ほどという値付けは、ランボルギーニとしてはハードルが低い。それまでもっとも安かったウラカンのRWDクーペだけでなく、SUVとしてはパフォーマンスやエキセントリックさで拮抗しうる唯一の存在といえるW12エンジンを積むベントレー・ベンテイガ・スピードもこれより高価だ。対して、ハードウェアの多くを共有するカイエンターボは、性能こそウルスに及ばないものの、900万円近く安い。同じことは、近く登場するアウディRSQ8にもいえるだろう。

しかし、ランボルギーニには珍しく、ライバルより価値の下落幅が小さくなりそうだ。3年・5.8万km後の予想は、カイエンが55%、ベンテイガが50%なのに対し、ウルスは実に60%なのだ。カイエンターボのクーペ版に至っては、48%に過ぎない。相対的に見れば、ランボルギーニとしては驚くほど合理的な買い物ということになる。

価値の推移


残価予想はなかなか高いが、同じ土俵に立てるライバルがいないので、相対的な評価が難しい。

 
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