【ローバー製MTとCVTに注意】ミニ(BMW) 理想の1台を 英国版クラシック・ガイド

公開 : 2020.03.15 07:50  更新 : 2022.08.08 07:40

英国で掘り出し物を発見

ミニ・ジョン・クーパー・ワークス 登録:2003年 走行:19万3864km 価格:4375ポンド(62万円)

このJCWには、ハーマンカードン製のサウンドシステムを含めて、多くのオプションが搭載されている。前のオーナーは1年ほどの間にトランスミッションとクラッチ、ドライブシャフト、ラジエター、ウォーターポンプの交換を行っている。

ミニ(2001〜2009年)
ミニ(2001〜2009年)

ブレーキはドリルドローターにアップグレード済み。整備記録も残り、2018年に専門店で重整備を受けている。ボールジョイントやブレーキパイプなども、過去に交換されている。

ボディにはいくつか細かい傷がある。リアクォーターやトランクリッドに小さな凹みがある。リアバンパーには擦り傷、フロントスポイラーには飛び石キズも。

ホイールには小さなガリ傷が。タイヤはクムホ。新しいJCW製のステンレス・エグゾーストが良い。

インテリアは、フロントシートのレザーにわずかな摩耗。運転席側のサイドボルスターが少し裂けている。助手席にはいくつか焦げた痕も。

エンジンはカムチェーンのノイズもなく、一発始動。エアコンやパノラミック・サンルーフも含めてすべて正常に動作する。冷却水は綺麗。

トランスミッションも異音はなく、シンクロの調子も良い。クラッチにはわずかにジャダーがある。水温計は中間の位置で安定。ハンドブックも付いていて、半年ほどの車検が残っている。

オーナーの意見を聞いてみる

「妻は以前からクラシック・ミニに乗りたいと話していました」 と話すのはオーナーのロバート・ブルーフォード。20年ほど、古いボクソールやサーブを楽しんでいる。

「でもAT車が希望で、広めの車内も欲しい。フォルクスワーゲンのニュー・ビートルにも乗っていましたが、故障も多く、廃車にしました。そこで購入したのが、ニュー・ミニ。とても気に入っています」

ミニ(2001〜2009年)
ミニ(2001〜2009年)

「CVTがうまく変速できない状態でしたが、フルードとフィルターを交換し、ソフトウェアのリセットで治りました。インテリアは、同じ年代のミニから部品を調達し、グレーから赤に変えてあります」

「アルミホイールも状態の良いものに交換しました。走行距離は16万km程ですが、運転も楽しい、良いコンパクトカーです」

「冷却水が漏れ、パワステ・ポンプから異音が出ました。キャリパーもだめになっていて、車検時には900ポンド(13万円)ほど整備代がかかりました。しかし車検自体は安く済んだので、リフレッシュする費用はある程度残っていたんです」

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