【走行2.7万km】新車に近い初代VWゴルフGTIがオークションへ 予想落札価格410万〜560万円

公開 : 2020.03.15 20:50  更新 : 2020.12.08 18:36

最初期型ならではの特徴も

ブラックの外装ペイントはオリジナルで、跳ね石によるキズはていねいにタッチアップで補修されている。インテリアはシルバーとブラックのチェック柄。さらにこのクルマには、初期モデルのみの特徴もいくつか見られる。

サンルーフやリアのフォグランプ、ラジオ、そして助手席側ドアミラーも装備されていない。しかも、完全なゴルフボール型シフトノブを持つ4速マニュアル・ギアボックスのゴルフGTIは、英国では3か月しか販売されなかった(5速マニュアルは、シフトノブの上面にシフトポジションが書かれている)。

新車同然のインテリア
新車同然のインテリア

ヴォルフスブルクの紋章入りマッドフラップや、オリジナルのカーペットも残っており、運転席側のヒールマットは破けたり磨り減ったりしていない。バックルのないトリック製T-76シートベルトが採用されていたのも短い期間だけだ。フロントガラスには慣らし運転の注意書きが書かれたステッカーが貼られたまま。ディーラーのステッカーも残っている。

コーギーの限定モデルカーが付属

2015年に現在のオーナーが手に入れたとき、約7400ポンドを費やして整備が施された。その際、「短い試運転」をしただけで現在まで保管されている。

エンスージアストにとって、まさに理想的な状態のクルマだろう。このGTIは2度ほどTVに出演したこともある。「ザ・カーズ・ザ・スター」(1995年5月)と「クラークソンズ・カー・イヤーズ」(2000年6月)だ。

コーギーのモデルカー
コーギーのモデルカー

「まったく非の打ち所のないクルマだと思います。すべてが完璧に作動します」と、現在のオーナーは語る。「乗り心地もしっかりしています。運転すると、母のために新車で購入した1981年モデルに乗った時のことを思い出します」

さらに、このクルマを購入する次のオーナーには、予想外の嬉しいプレゼントもある。限定生産のコーギー製ヴァンガーズ・クラシック1/43モデルカーが付いているのだ。実車と同じ初期型の初代ゴルフGTIで、ボディ・カラーも同じブラック。しかも箱に入ったままの新品である。

2度と巡り会うことのない極上車

「一度もレストアされたことがなく、ほぼ新車同然で、基準品質レベルの初代ゴルフGTIを手入れることができるのは、おそらくこれが最後のチャンスでしょう。単なるGTIではありません。その後、多くのフォロワーを輩出し、ホットハッチの流行に火を付けた、最も純粋で最も初期のモデルです」と、ザ・マーケットのディレクターを務めるトリスタン・ジャッジはコメントしている。

「本物のコレクターズカーであり、まさに2度と巡り会うことのない極上車です。しかも、このまますぐに路上へ走り出すこともできます」

1.6L直列4気筒エンジン
1.6L直列4気筒エンジン

極上の初代ゴルフGTIを手に入れたいなら、3月19日から25日まで入札を受け付けるザ・マーケットのオンライン・オークションをお見逃しなく。

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