【全世界100台限定】ゴードン・マレーT50 テスト走行披露 超軽量スーパーカー

公開 : 2021.03.16 19:45  更新 : 2021.03.17 13:48

マクラーレンF1の後継、ゴードン・マレーT50のテスト走行が公開。車重1トンを切る軽量モデルです。

もくじ

マクラーレンF1の論理的後継モデル
100台限定、価格は3億円以上
マレーが手がける空力デザイン
スイス時計のように精緻なインテリア
速度記録には「興味がない」

マクラーレンF1の論理的後継モデル

text:Steve Cropley(スティーブ・クロップリー)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

ゴードン・マレーが1992年に発表したマクラーレンF1の「論理的な後継モデル」であるV12エンジン搭載の新型スーパーカー「T50」が、来年生産を開始する施設に近いサリー州のダンスフォールド飛行場でテストされた。

最初のドライブではマレー自身がステアリングを握り、次のように語っている。「XP2プロトタイプは現在、上限回転数である1万2100rpmよりもかなり低い回転数で走行していますが、最初のドライブで素晴らしい感触を得ました。レスポンスが良く、俊敏で、運転しがいのあるクルマでした」

ゴードン・マレーT50のプロトタイプ「XP2」
ゴードン・マレーT50のプロトタイプ「XP2」    ゴードン・マレー

「また、クルマの中央に座り、全方位の視界を確保するという素晴らしい体験をしました。もちろん、まだ多くの開発マイルが残っており、多くのプロトタイプを作らなければなりません。しかし、T50の開発の軌跡は、わたし達が望んでいるところにあるのです」

マレーが「最も純粋で、最も軽く、最もドライバーにフォーカスしたスーパーカー」と呼ぶこの新型車は、超軽量、ミドエンジン、オール・カーボンファイバー製の3シーターで、半世紀以上のキャリアを持つマレーにとって50台目のカーデザインであることから、T50と呼ばれている。

100台限定、価格は3億円以上

T50には、マレーが1978年のF1シーズンにブラバムBT46Bで初めてグランプリレースに導入した、地面効果を利用した「ファンカー」技術を改良したものが採用されている。

最高出力660psのコスワース自然吸気4.0L V12エンジン(レッドライン1万2100rpm)を搭載し、ゴードン・マレー・オートモーティブが全数を製造する。ゴードン・マレー・オートモーティブは、マレーが2017年にT50の計画を明らかにした際に、既存のデザイン事業の傍らに立ち上げた会社だ。

ゴードン・マレーT50のプロトタイプ「XP2」
ゴードン・マレーT50のプロトタイプ「XP2」    ゴードン・マレー

T50はわずか100台しか製造されず、英国での価格は280万ポンド(約4億2000万円)ほど。ほとんどが米国や日本をはじめとする世界の自動車愛好家たちに購入されており、みな60万ポンド(約9060万円)の手付金を支払っている。さらに75万ポンド(約1億1000万円)を支払い、残額は納車時に支払うことになっている。

最初の1台は2022年1月にオーナーの手元に届き、同年中に全数が完成する予定だ。生産終了後は、25台のハードコアなサーキット専用モデルが生産されることになっている。

マレーは、このクルマがレースに出場するのを見てみたいと言っているが、ロードカーに集中したいことと、2022年以降のスポーツカーやGTレースのレギュレーションがまだはっきりしていないことから、現時点では参戦には消極的である。

関連テーマ

人気テーマ