ボルボC40 詳細データテスト 強力な加速 物足りない静粛性と質感 望まれるエネルギー効率の改善

公開 : 2022.04.24 11:25  更新 : 2022.04.26 06:26

スペック

レイアウト

ベースとなったXC40同様、ボルボとジーリーが共用するコンパクト・モジュラー・アーキテクチャー(CMA)がベース。エントリーレベルの1モーターと、パワフルな仕様の2モーターが設定される。

実測重量は、カタログ値より40kg重い2172kg。前後重量配分は51:49だった。

パワーユニット

ベースとなったXC40同様、プラットフォームはCMA。1モーターと2モーターが設定される。テスト車の実測重量は2172kg。前後重量配分は51:49だった。
ベースとなったXC40同様、プラットフォームはCMA。1モーターと2モーターが設定される。テスト車の実測重量は2172kg。前後重量配分は51:49だった。

駆動方式:フロント・リア横置き四輪駆動
形式・前・後:永久磁石同期電動機
駆動用バッテリー:水冷式リチウムイオンバッテリー、78kWh(グロス値)/75kWh(ネット値)
最高出力:408ps/4350~13900rpm
最大トルク:67.3kg-m/0~4350rpm
許容回転数:-rpm
馬力荷重比:192ps/t
トルク荷重比:31.5kg-m/t

ボディ/シャシー

全長:4440mm
ホイールベース:2702mm
オーバーハング(前):870mm
オーバーハング(後):868mm

全幅(ミラー含む):2040mm
全幅(両ドア開き):3620mm

全高:1647mm
全高:(テールゲート開き):2129mm

足元長さ(前):最大1125mm
足元長さ(後):最大880mm
座面~天井(前):最大1050mm
座面~天井(後):最大895mm

積載容量:413~1205L

構造:スティールモノコック
車両重量:2132kg(公称値)/2172kg(実測値)
抗力係数:0.32
ホイール前/後:8.0Jx20/9.0Jx20
タイヤ前/後:235/45 R20/255/40 R20
ピレリPゼロ・エレクトVol
スペアタイヤ:なし(パンク修理キット)

変速機

形式:1速リダクションギア(前/後)
ギア比
最終減速比:-
リダクション比:- 
1000rpm時車速:-km/h

電力消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:4.2km/kWh
ツーリング:4.3km/kWh
動力性能計測時:2.3km/kWh

メーカー公表値:消費率
混合:4.5km/kWh

公称航続距離:441km
テスト時平均航続距離:312km
CO2排出量:0g/km

サスペンション

前:マクファーソンストラット/コイルスプリング、スタビライザー
後:マルチリンク/コイルスプリング、スタビライザー

ステアリング

形式:電動、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.7回転
最小回転直径:11.4m

ブレーキ

前:345mm通気冷却式ディスク
後:340mmディスク
制御装置:ABS
ハンドブレーキ:自動(スイッチなし)

静粛性

アイドリング:-dBA
全開走行時(145km/h):73dBA
48km/h走行時:56dBA
80km/h走行時:62dBA
113km/h走行時:69dBA

安全装備

ABS/ESC/LKA/AEB/死角警告/運転席ニーエアバッグ/カーテンエアバッグ/速度制限認識
Euro N CAP:未実施
乗員保護性能:成人-%/子供-%
交通弱者保護性能:-%
安全補助装置性能:-%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温11℃
0-30マイル/時(48km/h)2.0秒
0-40(64):2.7秒
0-50(80):3.5秒
0-60(97):4.4秒
0-70(113):5.6秒
0-80(129):7.1秒
0-90(145):8.9秒
0-100(161):11.0秒
0-110(177):13.7秒
0-402m発進加速:13.1秒(到達速度:173.0km/h)
0-1000m発進加速:24.9秒(到達速度:183.9km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
テスラモデルYロングレンジAWD(2022年)
テスト条件:乾燥路面/気温11℃
0-30マイル/時(48km/h)2.2秒
0-40(64):3.0秒
0-50(80):3.8秒
0-60(97):4.7秒
0-70(113):5.9秒
0-80(129):7.1秒
0-90(145):8.6秒
0-100(161):10.5秒
0-110(177):12.8秒
0-402m発進加速:13.1秒(到達速度:179.3km/h)
0-1000m発進加速:23.7秒(到達速度:202.3km/h)

キックダウン加速

20-40mph(32-64km/h):1.4秒

30-50(48-80):1.5秒

40-60(64-97):1.7秒

50-70(80-113):2.1秒

60-80(97-129):2.7秒

70-90(113-145):3.3秒

80-100(129-161):3.9秒

90-110(145-177):4.9秒

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温11℃
30-0マイル/時(48km/h):8.4m
50-0マイル/時(64km/h):23.5m
70-0マイル/時(80km/h):48.5m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.59秒

ライバルの制動距離

テスラ・モデルYロングレンジAWD(2022年)
テスト条件:乾燥路面/気温11℃
30-0マイル/時(48km/h):8.5m
50-0マイル/時(64km/h):23.2m
70-0マイル/時(80km/h):46.5m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.61秒

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 撮影

    リュク・レーシー

    Luc Lacey

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Koichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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