ヴォクシー/ノア、ステップワゴンの順位は? 2022年6月の新車販売ランキング 新型ミニバンの動向

公開 : 2022.07.07 05:45

6月の販売台数レポートです。トヨタ/ホンダの新型ミニバン、さらには軽のEV「日産サクラ」が、減産のなか着々と台数を増やしています。

6月の登録車 販売台数ランキング発表

執筆:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

2022年6月の新車販売の車名別ランキングが発表された(自販連/全軽自協調べ)。

台数状況を見ると、半導体などパーツの供給不足などに起因する生産調整の影響の有無が、モデルによって顕著に示される形となった。

減産の影響が続く新型ヴォクシー/ノア。生産工場の1つであるトヨタの元町工場(第1ライン)は、今月に入っても7月4日から10稼働日にわたってライン停止中。
減産の影響が続く新型ヴォクシー/ノア。生産工場の1つであるトヨタの元町工場(第1ライン)は、今月に入っても7月4日から10稼働日にわたってライン停止中。    池之平昌信

登録車の6月のランキングは、トヨタ・ヤリスが前年同月比12.3%減ながら1万3107台を売り上げて2か月連続でのトップにつく。

続く第2位には、同1.0%減の9093台を販売したトヨタ・カローラが、前月と同順位で位置。

そして第3位には、同23.4%増(8734台)を成し遂げた日産ノートが、2ランクアップを果たして入った。

また、第4位には同45.6%減(7796台)と苦戦したトヨタ・ルーミーが1ランクダウンで、第5位には同33.3%増(6699台)を記録したホンダフリードが前月と同順位でランクインした。

2022年6月 登録車ブランド通称名別順位

1位 トヨタ・ヤリス:1万3107台
2位 トヨタ・カローラ:9093台
3位 日産ノート:8734台
4位 トヨタ・ルーミー:7796台
5位 ホンダ・フリード:6699台
6位 トヨタ・ライズ:5376台
7位 ホンダ・フィット:4971台
8位 ホンダ・ヴェゼル:4948台
9位 トヨタ・ノア:4302台
10位 トヨタ・ヴォクシー:4207台

新型車の動きを見ていこう。まずはフルモデルチェンジされたミニバン勢だ。

新型ステップワゴン 2.7万台受注

本年1月に全面改良したトヨタ・ノアは、生産調整の影響もありながら前年同月比1.6%増(4302台)を販売して第9位に。兄弟車のヴォクシーは4207台を登録し、トップ10に滑り込んだ。

本年5月に新型に移行したホンダ・ステップワゴンは、同38.2%増の3378台を登録して第15位に入る。

5月末に発売された新型ステップワゴン。通月販売の初月となる6月は15位。同社サイトによれば、ガソリン車の工場出荷時期目処は「3か月程度」、e:HEV車は「半年程度」と説明されている(7月4日時点)。
5月末に発売された新型ステップワゴン。通月販売の初月となる6月は15位。同社サイトによれば、ガソリン車の工場出荷時期目処は「3か月程度」、e:HEV車は「半年程度」と説明されている(7月4日時点)。    宮澤佳久

新型ステップワゴンは発売後1か月の受注が、月販計画の5倍以上となる2万7000台超を記録しているため、来月以降、順位はさらに上がることが予想される。

ミニバン以外では、昨年7月に全面改良したトヨタ・アクアが、同55.0%増(3813台)を記録して第13位に位置。

また、昨年12月に一部改良モデルを発売したマツダCX-5は、同64.7%増(1937台)を成し遂げて第23位に。昨年12月に新型のPHEVモデルを発売した三菱アウトランダーは、同1330.7%増(1631台)を達成して第27位にランクイン。

さらに、今夏に一部仕様向上を果たす日産リーフが、同560.1%増(1340台)を登録して第32位に。

昨年10月に新型に移行したGR86は955台を販売して第37位に。本年1月に一部改良を実施したマツダ・ロードスターは同73.8%増の735台を売り上げて第43位に入った。

軽自動車についても確認しておこう。

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