ロードテスト BMW M8 ★★★★★★★☆☆☆

2020.02.15

サマリー

BMWの最高峰2ドアを、Mディビジョンがはじめて本格的にモディファイしたスーパーGTカー。Mバッジにふさわしいパフォーマンスやハンドリングはさすがでしたが、高級感はプレステージなライバルに及びませんでした。

もくじ

はじめに
意匠と技術 ★★★★★★★★☆☆
内装 ★★★★★★★☆☆☆
走り ★★★★★★★★☆☆
使い勝手 ★★★★★★★★☆☆
操舵/安定性 ★★★★★★★★☆☆
快適性/静粛性 ★★★★★★★☆☆☆
購入と維持 ★★★★★★★☆☆☆
スペック
結論 ★★★★★★★☆☆☆

はじめに

BMWのMディビジョン曰く、これまでパフォーマンスラグジュアリーと呼ばれるセグメントに参戦したことはないとか。M6やX5 Mの存在に鑑みれば、その主張はすんなり腑に落ちるものではないが、今回のM8を造ることになった理由は理解できるだろう。

今まで、BMW Mはハードコアなスーパーセダンやスポーツクーペのブランドという色合いが濃かった。メルセデスAMGやポルシェ、アウディスポーツが、より大型で高級かつ高価な、速くてラグジュアリーなクルマを送り出しているのとは異なる立ち位置を明確に打ち出していたわけだ。


それだけに、M7やX7 Mを生み出すことはなかった。それよりも注力したのは、M2であり、M3やM4であり、そしてM5だったのだ。

であるからして、2代目となる8シリーズのMモデルであるM8の発売は、ちょっとしたランドマークだといえる。まずはクーペとコンバーティブルが発売され、そして年内には4ドアのグランクーペも追加される予定のM8は、BMWにとってはじめての現代的な本格スーパーGTだ。

価格は、最低でも12万3000ポンド(約1722万円)を超える。それを踏まえれば、ベントレーやアストンマーティン、マセラティのハイエンドモデルとフェラーリのローエンドモデルに対抗しうる、初のBMWが誕生したと考えることもできる。

最近になってi8の生産終了が決定したこともあって、新型M8は正真正銘、BMWのパフォーマンスカーのフラッグシップとなった。しかしそこには、既存のMモデルと違う、モータースポーツディビジョンの新時代を象徴するような技術や走りを見出だせるのだろうか。

 
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