【本当に大丈夫?】オペルの日本再上陸 浮かぶ4つの疑問 求められる正攻法の事業戦略

2020.02.22

サマリー

オペルが2021年に日本再上陸。正規輸入としては、15年ぶりです。そこで浮かぶ4つの疑問。オペルのブランド再構築の方法としては、「構築の難しさ」を逆手に取るような、「正攻法」の事業戦略が必須です。

もくじ

オペル、日本に再上陸 なぜ2021年なのか?
PSAのプチ成功体験、裏目に出ないか?
フォード/VWが競合=括りがわかりにくい
リセールバリューを改善できるのか?

オペル、日本に再上陸 なぜ2021年なのか?

text:Kenji Momota(桃田健史)

ドイツの自動車ブランド、オペルが2021年に日本再上陸。

正規輸入としては、15年ぶりとなることで、ネットメディアを主体に大きな話題となっている。

オペル・コルサ
オペル・コルサ

一方、オペルというブランドが本当に日本に根付くのかについて、疑問視する声もネット上には数多く見受けられる。

本国ドイツでオペルに関する様々な取材体験をもとに、筆者(桃田健史)としての私見を述べたい。

第一の疑問。「なぜ、このタイミングなのか?」である。

最大の理由は、オペルブランドを統括するグループPSA(プジョー・シトロエン)の海外戦略の一環として「この時期になってしまう」ということだ。

グループPSAは2017年にGMから買収したオペルで、商品企画/設計/開発/部品購買/製造/販売/マーケティングなど自動車メーカーとしての事業を根本的に見直した。

買収時の企業としての状況が悪ければ悪いほど、見直し効果は目立つ。いわゆる、V字回復である。

まずは、オペルの主戦場である欧州市場での販売を強化し、シェア17%まで引き上げることに成功した。

次に狙うのは当然、海外市場だ。2020年半ばまでに、世界販売台数の10%を欧州以外とする目標を立てている。

そうしたなかで中国、アメリカに次ぐ世界第3位の日本史上に再上陸となるのは当然だ。裏を返せば、日本はその他大勢のひとつに過ぎない。

 
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