2025年版 ヒット間違いなし! 大注目の欧州コンパクトSUV 10選
公開 : 2025.02.02 18:05
8. シトロエンC5エアクロス
デザイン6 インテリア7 パフォーマンス7 乗り心地&ハンドリング9 コスト8
長所:快適で広々とした車内 コストパフォーマンスが良い ゆったりとした乗り心地
短所:使いにくいマルチメディア MTが貧弱 比較するとかなり遅い
おすすめポイント:乗り心地
シトロエンがこうしたコンパクトSUVクラスを投入し、そしてこのような記事に登場するまで長い時間がかかった。多くのステラティス車と同様に、C5エアクロスも真に優れたエンジンを求めていたが、今ようやく実現した。

おなじみの1.2L 3気筒エンジンには電気モーターの助けが加わり、8速オートマチック・トランスミッションは7速デュアルクラッチに切り替わった。
“スポーティ” なふりをしたクルマにうんざりしている人には、C5エアクロスがぴったりだ。柔らかく包み込まれるようなシートとしなやかなサスペンションの相乗効果により、とてもリラックスできるクルマに仕上がっている。車内もゆったりしていて広く、コストパフォーマンスが高い。
ただし、車載のマルチメディアシステムはかなり使いづらい。市街地では乗り心地が悪く感じられる場面もある。欧州で設定されているMTはフィーリングが曖昧だ。PHEV仕様は最高出力224psを謳うが、期待されるほどパワフルではなく、物足りなさを感じる人もいるだろう。
9. ランドローバー・レンジローバー・イヴォーク
デザイン9 インテリア8 パフォーマンス8 乗り心地&ハンドリング7 コスト6
長所:走行中の快適性を大幅に改善 電動パワートレインの性能とスムーズさが素晴らしい 重量級だが、重さを感じないハンドリングとパフォーマンス
短所:バッテリーが空の状態での燃費は14.0km/l程度に過ぎない 2024年モデルの更新でインテリアが大幅に安っぽくなった 不必要に硬い乗り心地
おすすめポイント:パフォーマンス
レンジローバー・イヴォークは、以前はコンパクトSUVクラスで最高のモデルだった。今やかつてほどの魅力はないが、それでも候補に加える価値はある。

デザインも依然として優れているが、切り札はハンドリングだ。PHEV仕様でも、日産キャシュカイやヒョンデ・ツーソンよりもダイナミックで、パワートレインはすべて滑らかでレスポンスが良い。
高級感はあるが、2023年後半に受けた改良の一環として、必要以上に引き締められた乗り心地の悪さがかなり足を引っ張っている。
インテリアも悪い影響を受け、物理ボタンとタッチスクリーンをうまく組み合わせた以前のデザインから、中央に1枚のタッチスクリーンを置くデザインに置き換えられてしまった。
とはいえ、優れたコンパクトSUVをお探しなら、イヴォークは依然として良い選択肢である。ただ、このクラスをリードするというよりも、どちらかというと中堅的な1台である。