2025年版 ヒット間違いなし! 大注目の欧州コンパクトSUV 10選

公開 : 2025.02.02 18:05

3. ボルボXC40

デザイン8 インテリア7 パフォーマンス7 乗り心地&ハンドリング8 コスト7
長所:幅広いエンジンオプション インテリアの雰囲気 乗り心地とハンドリングのバランス
短所:運転のしやすさはまずまず 車内の広さは他車に劣る ガソリンエンジンは音が粗い
おすすめポイント:高級感

ボルボは、すでにラージクラスのXC90とミドルクラスのXC60で高い評価を得ている。2017年に登場したXC40は、同社初のコンパクトSUVであり、8年を経た今でも街角で目を引く魅力的なモデルである。

3. ボルボXC40
3. ボルボXC40

XC40は、シンプルなエクステリアと、快適で使い勝手の良いインテリアが支持されている。実用性では他車に見劣りする一面もあるが、歴史ある北欧ブランドらしい、素朴ながらも高級感を備えたパッケージングが特徴だ。

現在、英国仕様ではマイルドハイブリッドのパワートレインが2種類しか用意されていないが、どちらも良い選択肢である。

快適性を重んじる柔和なキャラクターは、見た目の雰囲気とよくマッチしている。日々の喧騒から抜け出し、乗る者の疲れを癒すことにかけては、これほど優れたコンパクトSUVはないだろう。

4. アウディQ3

デザイン9 インテリア8 パフォーマンス7 乗り心地&ハンドリング7 コスト7
長所:PHEVはお買い得 アウディの上級モデルの魅力を一部取り入れている クーペタイプも選択可能
短所:期待するほど洗練されていない 内装の質 うるさいディーゼルエンジン
おすすめポイント:パワートレインのラインナップ

第2世代となるアウディQ3は、このクラスの中でも特に堅実な1台であり、ガソリン、ディーゼル、PHEVと、幅広いパワートレインが用意されている。

4. アウディQ3
4. アウディQ3

クーペスタイルのQ3スポーツバックも選べるが、居住空間を優先するならスタンダードなワゴンボディを選んだ方が良いだろう。

総合力が高く、スムーズな走りと十分な広さを備えている。中でも、PHEV仕様はコストパフォーマンスが高いが、走行性能は必ずしも期待通りに優れているわけではない。

パワートレインは優秀だが、乗り心地の洗練度は不十分なため、あまり大きなホイールサイズを選ばないように注意してほしい。インテリアはやや素っ気なく、もう少し質感を高めてほしいところだ。

5. ヒョンデ・ツーソン

デザイン7 インテリア8 パフォーマンス8 乗り心地&ハンドリング7 コスト8
長所:非常に経済的 印象的なエクステリアデザイン 大人のインテリア
短所:動きの鈍いAT 精彩を欠くドライビングダイナミクス 安っぽい樹脂部品が散見される
おすすめポイント:インテリアのレイアウト

ヒョンデが販売するツーソンは、現行型で第4世代に数えられる。スタイリング的には地味な先代モデルと一線を画しており、インテリアの質感も高い。

5. ヒョンデ・ツーソン
5. ヒョンデ・ツーソン

ヒョンデは長年、特に欧州市場で「高級感」を重視したブランディングを行い、ドイツ勢にイメージを近づけようとしている。その成果がツーソンに現れている。

使いやすさを優先したハンドリングバランスにより、走行性能はかなり無難なものに仕上がっているが、ワインディングロードを走るには十分楽しめる。

英国仕様のツーソンのパワートレインはすべて、ターボチャージャー付き1.6L 4気筒ガソリンエンジンをベースにしており、マイルドハイブリッド車とPHEVも用意されている。力強さと低燃費を両立しているが、トランスミッションの働きが少し鈍い。

販売の後押しとなっているのが、充実した標準装備と保証だ。この2点はヒョンデの大きな強みである。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    役職:デジタル編集者
    10年以上ジャーナリストとして活動し、雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿してきた。現在はオンライン版AUTOCARの編集者を務めている。オースチンやフェラーリなど、1万円から1億円まで多数のクルマをレビューしてきた。F1のスター選手へのインタビュー経験もある。これまで運転した中で最高のクルマは、学生時代に買った初代マツダMX-5(ロードスター)。巨大なジャガーXJ220も大好き。
  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    役職:常勤ライター
    クルマだけでなく、英国のローカルニュースとスポーツ報道にも精通し、これまで出版物、ラジオ、テレビなど、さまざまなコンテンツ制作に携わってきた。フォルクスワーゲン・グループの小売業者向けニュースウェブサイトの編集者を務めた後、2021年にAUTOCARに移籍。現在はその幅広い経験と知識を活かし、主にニュース執筆やSNSの運営を担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、トヨタGRヤリス。一番のお気に入りだ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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