2025年版 ヒット間違いなし! 大注目の欧州コンパクトSUV 10選

公開 : 2025.02.02 18:05

10. BMW X1

デザイン8 インテリア8 パフォーマンス7 乗り心地&ハンドリング8 コスト6
長所:非常に高い質感 PHEVはEV走行距離が長い 車内がかなり広い
短所:トランスミッションとステアリングはBMWの基準に達していない ユーザーインターフェースが悪い PHEVは高価
おすすめポイント:インテリアの高級感

人間と同じように、BMW X1も年を重ねるごとに大きくなっている。実際、2022年にデビューした最新の第3世代は、ワンクラス上の初代X3とほとんど差がなくなってしまった。それでも、人や荷物を多く載せるファミリーカーとしては、ある程度のサイズアップは朗報と言えるだろう。

10. BMW X1
10. BMW X1

X1は、2シリーズ・アクティブツアラーと同じUKLプラットフォームを採用し、マイルドハイブリッド付きのガソリンやディーゼル、PHEV、さらには航続距離430km(WLTP)を謳うバッテリーEVのiX1まで、さまざまなバリエーションが用意されている。

どれも基本的には走行安定性が高いが、BMWの掲げるスローガン「駆けぬける歓び」を体現しているとは言えないかもしれない。グリップとボディコントロールはしっかりしているが、ステアリングフィールに乏しく、クルマとの一体感が薄い。そして、この優雅さに欠けるハンドリングの言い訳にできるほど、乗り心地が良いわけでもない。

車載のマルチメディアシステムは慣れるのに時間がかかる。BMWの特徴的なダイヤルコントロールは廃止され、機能の多くはタッチスクリーンに集約されている。合理的で使いやすい設計であれば、タッチ中心のレイアウトでもそれほど問題ない。しかし、残念ながら使いやすくはない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    役職:デジタル編集者
    10年以上ジャーナリストとして活動し、雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿してきた。現在はオンライン版AUTOCARの編集者を務めている。オースチンやフェラーリなど、1万円から1億円まで多数のクルマをレビューしてきた。F1のスター選手へのインタビュー経験もある。これまで運転した中で最高のクルマは、学生時代に買った初代マツダMX-5(ロードスター)。巨大なジャガーXJ220も大好き。
  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    役職:常勤ライター
    クルマだけでなく、英国のローカルニュースとスポーツ報道にも精通し、これまで出版物、ラジオ、テレビなど、さまざまなコンテンツ制作に携わってきた。フォルクスワーゲン・グループの小売業者向けニュースウェブサイトの編集者を務めた後、2021年にAUTOCARに移籍。現在はその幅広い経験と知識を活かし、主にニュース執筆やSNSの運営を担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、トヨタGRヤリス。一番のお気に入りだ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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