2025年版 小型で実用的な欧州Bセグ・ハッチバック 10選 キビキビした走りと多用途性

公開 : 2025.02.09 18:05

7. トヨタヤリス

長所:市街地での走行性能が優れている ダイナミックな走り 非常に経済的
短所:パワートレインはやや物足りない 乗員スペースとトランクがライバルに劣る 一部の主要装備は有償オプション

ヤリスは1999年の登場以来、いたるところで見かけるBセグメント・ハッチバックの名車であり、第4世代となる現行型はさらに見事な進化を遂げている。

7. トヨタ・ヤリス
7. トヨタ・ヤリス

見た目はこれまで以上に良くなり、ハンドリングは同クラスの人気車種とほぼ同等の切れ味を持ち、ハイブリッド・パワートレインのおかげで日常的な使用において非常に低燃費である。

とはいえ、直進加速時のパワーは少し物足りなく、大径ホイールをオプションで選ぶ場合は注意が必要だ。そうすると足回りが硬くなり、乗り心地に悪い影響を与える。

車内がもう少し広ければいいのだが、それでもヤリスは非常に愛着のわくコンパクトカーであり、新しい個性を持ったトヨタ車の好例である。

8. プジョー208

長所:ファッショナブルな外観 パワフルなエンジン 洗練された走り
短所:低いステアリングホイール位置は万人向けではない 時折、乗り心地が硬い 後部座席が狭い

Bセグメント・ハッチバックのデザインとして、プジョー208は最高の教材かもしれない。

8. プジョー208
8. プジョー208

優れたエクステリアを裏打ちする、質感の高いインテリア、そして3Dデジタル・インストゥルメント・ディスプレイのような上級装備も備えている。

ただ残念なのは、基本となるキャビン構造に同様の注意が払われていないことだ。もちろん体格にもよるが、不自然な運転姿勢しか取れず、iコクピットの視認性も制限され、後部座席のスペースも非常に限られている。

オンロードでの運転のしやすさに関しては申し分なく、洗練された走りを見せる。ハンドリングは正確でコントロールしやすく、シャシーからある程度の遊び心を引き出すこともできる。機敏さや軽快感ではライバルに劣るところもあるが、退屈なクルマというわけではない。

3気筒ガソリンエンジンは性能もさることながら、静粛性や振動特性が素晴らしい。e-208というEV版も選ぶことができる。

9. アウディA1

長所:アウディらしくプレミアムな雰囲気 パワートレインは洗練され、経済的 アスリートのような外観
短所:サスペンションのチューニングに洗練さが欠ける コストパフォマンスは低い 高速走行時のロードノイズ

第2世代のA1は、Bセグメントの高級車として確固たる地位を築いており、それにふさわしい価格設定となっている。

9. アウディA1
9. アウディA1

特にスポーティな仕様の車種では、その外観に魅力を感じる点が数多くある。ライバルには可愛らしいだけで存在感に欠けるクルマも多い中、A1はスポーティさを主張する1台である。

ハンドリングは良好で、シャシーは比較的アグレッシブな運転スタイルを好む。ミニ、フォードフィエスタセアト・イビサほどは機敏ではないが、活気は感じられる。

その一方で、スポーティなサスペンション設定ゆえに乗り心地の繊細さに欠ける面もあり、ステアリングは少し軽すぎる。やや堅苦しく、手放しで称賛することはできない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    役職:デジタル編集者
    10年以上ジャーナリストとして活動し、雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿してきた。現在はオンライン版AUTOCARの編集者を務めている。オースチンやフェラーリなど、1万円から1億円まで多数のクルマをレビューしてきた。F1のスター選手へのインタビュー経験もある。これまで運転した中で最高のクルマは、学生時代に買った初代マツダMX-5(ロードスター)。巨大なジャガーXJ220も大好き。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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