運転の楽しさと速さは別物 ND型 マツダ・ロードスター(2) 新鮮な空気で深呼吸するかのよう

公開 : 2025.06.04 19:10

新鮮な空気の中で深呼吸するかのよう

既に10年目を迎えた4代目ロードスターだが、実用性や燃費にも優れる、傑出のスポーツカーであることに変わりはない。より軽く広く速く、洗練され、すべてにおいて先代を凌駕している。ドライバーを魅了する、特有の雰囲気も変わらない。

初代から大幅な進化を遂げつつ、市場唯一といえる輝きを失わないことへ感服してしまう。普段使いできるスポーツカーは絶滅寸前にあり、高価なプラグイン・ハイブリッドのモンスターが増殖する中で、ロードスターの存在意義は従来以上に増している。

マツダMX-5(ロードスター) 1.5 プライムライン(英国仕様)
マツダMX-5(ロードスター) 1.5 プライムライン(英国仕様)

カーブからカーブへスムーズに駆け巡る体験は、新鮮な空気の中で深呼吸しているかのよう。コンセプトは従来的かもしれないが、現代における最適解の1つだといっていい。

◯:不満のない動力性能 優れたバランスが生む操縦性 練られたパッケージング
△:同クラスのホットハッチより速くはない やや軽すぎるステアリング 車内の人間工学は改善できる

マツダMX-5(ロードスター) 1.5 プライムライン(英国仕様)のスペック

価格:2万5825ポンド(約504万円)
全長:3915mm
全幅:1735mm
全高:1235mm
最高速度:204km/h
0-100km/h加速:8.3秒
燃費:15.9km/L
CO2排出量:142g/km
車両重量:1032kg
パワートレイン:直列4気筒1496cc 自然吸気
使用燃料:ガソリン
最高出力:131ps/7000rpm
最大トルク:15.3kg-m/4800rpm
ギアボックス:6速マニュアル(後輪駆動)

記事に関わった人々

  • 執筆

    マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    役職:デジタル編集者
    10年以上ジャーナリストとして活動し、雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿してきた。現在はオンライン版AUTOCARの編集者を務めている。オースチンやフェラーリなど、1万円から1億円まで多数のクルマをレビューしてきた。F1のスター選手へのインタビュー経験もある。これまで運転した中で最高のクルマは、学生時代に買った初代マツダMX-5(ロードスター)。巨大なジャガーXJ220も大好き。
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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