見るだけで楽しいフォードのコンセプトカー 50選(後編) 「明日」を託されたクルマたち

公開 : 2025.06.14 19:25

プロディジーHEV(2000年)

プロディジー(Prodigy)は、21 世紀のクリーンで低燃費なクルマの開発を目指すフォードの研究プロジェクト『P2000』の一環として製作された。そのアルミボディは5人の乗員を乗せるのに十分な大きさで、ハイブリッド・パワートレインは1.2Lの4気筒ターボディーゼルエンジンと電気モーターで構成されていた。

このコンセプトカーは、他の2台のP2000シリーズ・コンセプトカー(セダンと水素燃料電池搭載SUV)とともにジュネーブ・モーターショーで公開された。

プロディジーHEV(2000年)
プロディジーHEV(2000年)

F-150ライトニングロッド(2001年)

2001年2月のシカゴ・モーターショーで発表されたライトニングロッドは、10代目F-150をベースに、同シリーズに搭載されていた最高出力380psのスーパーチャージャー付き5.4LトライトンV8エンジンを採用。車高を下げ、全長を伸ばし、カスタムカーのような外観に仕上げられた。

ボディとインテリアはチェリーレッドを基調とし、マオリ族のタトゥーからインスパイアされたグラフィックが施されていた。前後のライトはネオン管に置き換えられた。

F-150ライトニングロッド(2001年)
F-150ライトニングロッド(2001年)

フォーティーナイン(2001年)

その名前が示す通り、「米国をセンチメンタルなドラッグレースの思い出の旅に誘う」ことをコンセプトとし、第二次世界大戦後に初めて発売されたフォードの1949年モデルシリーズから着想を得た。2001年のデトロイトで開催された北米国際モーターショーで初公開され、モダンでありながら、半世紀以上も前のクルマを彷彿とさせるスタイリングが特徴だった。

同時代の最終世代モデルであるサンダーバードと同様、このコンセプトカーも「その外観とパワーにふさわしい」3.9L AJ-V8エンジン(ジャガーが設計したが、フォードとリンカーンだけが採用)を搭載していた。

フォーティーナイン(2001年)
フォーティーナイン(2001年)

サンダーバード・スポーツ・ロードスター(2001年)

1962年と1963年のモデルイヤーにおいて、フォードは3代目サンダーバードのスポーツ・ロードスターというバージョンを発売した。このモデルは後部座席を隠すトノカバーを備え、前席乗員の後ろにそれぞれ1つずつ、隆起したセクションを特徴としていた。

それから約50年、フォードは2001年モデルのサンダーバードで同じようなコンセプトカーを作り、赤いエナメル塗装と白いレザーのインテリアを採用した。しかし、市販車には導入されなかった。

サンダーバード・スポーツ・ロードスター(2001年)
サンダーバード・スポーツ・ロードスター(2001年)

記事に関わった人々

  • AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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