【累計販売台数70万台】大量生産型EVのパイオニアがプライドをかけて挑む!日産リーフが満を持して7年ぶりのフルチェン

公開 : 2025.06.17 21:00

激動のグローバルEV市場を生き抜いた実績

初代リーフは、クーペ、インフィニティ、商用車などの商品横転換を模索していたが、日産が想定したほどグローバルEV市場は拡大せず、商用車『e-NV200』のみが量産に至った。

2010年代半ばになると、テスラが『モデルS』、『モデルX』の事業をベースに、マスマーケット向け『モデル3』を導入したことがEV市場拡大の起爆剤となった。

EV市場の変革を、リーフという商品と共にリアルタイムで体験してきたのが日産の強みだ。
EV市場の変革を、リーフという商品と共にリアルタイムで体験してきたのが日産の強みだ。    日産自動車

また、COP21のパリ協定に基づくSGDs(国連持続可能な達成目標)をきっかけに、環境対応の投資対象にEV事業が急浮上。欧州メーカー各社、そして中国地場メーカーが相次いでEV量産を始めたが、2020年代前半にはこうしたEVへの過剰投資がひと息ついた。

これを『EV市場は踊り場』と表現することが多い。それでも自動車産業界では2030年代にはEV本格普及が始まるとの予想している。

こうしたEV市場の変革を、日産はリーフという商品と共にリアルタイムで体験してきた。これぞ、日産の強みであり、その日産が「これから数年先でのベストソルーション」とすべく全社一丸となって作り上げたのが、第3世代リーフだと言える。

この答えが、前述の『効率至上主義』という言葉に集約されている。この効率とは、けっしてコスパを指すのではなく、EV最適化に向けた技術的な効率を示すものだ。

なお、日本仕様については年内に正式発表される見込みである。

新型日産リーフ(北米仕様)のスペック

バッテリー容量(使用可能電力量):52.9kWh/75.1kWh
最高出力:130kW(52.9kWh)/160kW(75.1kWh)
最大トルク:345Nm(52.9kWh)/355Nm (75.1kWh)
最高速度:160km/h
一充電走行距離(社内測定値、75.1kWh):
最大303マイル (EPA)、日本&欧州600km以上
急速充電規格:NACS(日本:チャデモ、欧州:CCS)
全長:4405mm(日本:4360mm、欧州:4350mm)
全幅:1810mm
全高:1557mm(日本、欧州:1550mm)
重量(モデル、装備により異なる):1794-1982kg
ホイールベース:2690mm
サスペンション:Fストラット Rマルチリンク
Cd値(社内測定値):0.26(欧州仕様は0.25)
荷室容量(社内測定値):420L(欧州仕様は437L)
タイヤ:F215/55R18 R235/45R19 F&R195/60R18 (欧州仕様のみ)

*上記仕様は2025年6月時点のもので、今後変更の可能性あり
*各装備については、仕向け地やグレードによって異なる
*各モデルの名称は仕向け地などによって異なる
*一充電走行距離(航続距離)は認証前の定められた試験条件で行った社内測定値。今後変更の可能性あり

今回発表されたのは主に北米仕様。日本仕様は年内に正式発表予定だ。
今回発表されたのは主に北米仕様。日本仕様は年内に正式発表予定だ。    日産自動車

記事に関わった人々

  • 執筆

    桃田健史

    Kenji Momota

    過去40数年間の飛行機移動距離はざっと世界150周。量産車の企画/開発/実験/マーケティングなど様々な実務を経験。モータースポーツ領域でもアメリカを拠点に長年活動。昔は愛車のフルサイズピックトラックで1日1600㎞移動は当たり前だったが最近は長距離だと腰が痛く……。将来は80年代に取得した双発飛行機免許使って「空飛ぶクルマ」で移動?
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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