ルノー出資の商用EVスタートアップ フレクシスが新ロゴ発表 来年生産開始へ

公開 : 2025.07.04 06:45

ルノー、ボルボ、CMA CGMの3社が出資するフレクシス社は、2026年の生産開始に向けて新ロゴを発表しました。高度にモジュール化された3車種の商用EVを展開し、「商用車のテスラ」を目指すとしています。

都市の物流を電動化

ルノーボルボ・トラック、フランスの物流会社CMA CGMが出資する商用EV合弁会社フレクシス(Flexis)が、新しいロゴを発表した。

建物の設計図を彷彿とさせるアルファベットの「F」のロゴは、同社の「都市に優しい物流」への取り組みを表しているという。

高いルーフを特徴とする『ステップイン・バン』
高いルーフを特徴とする『ステップイン・バン』    フレクシス

同社の商用EVには、これまで社名を示すワードマークが装着されていたが、今後は新しいロゴに切り替わる。

フレクシスは、各モデルの正式名称と新機能について今年後半に発表する予定だ。

同社は3億5000万ユーロ(約590億円)を投じ、共通プラットフォームをベースに商用EVを開発している。スケートボード型のプラットフォームにより、荷室の高さを最小限に抑え、車内レイアウトの柔軟性を確保し、航続距離も向上するという。

ラインナップのフラッグシップモデルは、新型ルノー・エスタフェットのリバッジ版である『ステップイン・バン』だ。ショートホイールベースのバンタイプで、前部にスライドドア、後部にシャッタードアを採用している。

ボディサイズはルノー・カングーと同等だが、上位セグメントのルノー・トラフィック並みのハイルーフを特徴とする。

目指すは「商用車のテスラ

2つ目のモデルである『パネル・バン』は、都市部での使い勝手を重視し、全高を1.9mに抑え、地下駐車場やガレージへの進入を可能にしている。

3つ目のモデルは、ラストマイル配送向けに設計された『カーゴ・バン』だ。多様なボディスタイル、幅、荷台オプションを用意している。

アルファベットの「F」を斜めにしたフレクシスのロゴ
アルファベットの「F」を斜めにしたフレクシスのロゴ    フレクシス

1回の充電での航続距離は、積載量、ボディスタイル、ホイールベースによって異なるが、3車種すべてが都市部で最大450km走行できるとされている。

充電速度はまだ発表されていないが、フレクシスは、空の状態から80%まで20分で充電できると述べている。

3車種とも、最高出力200psの電気モーター1基で駆動する。

フレクシスの商用EVの生産は、2026年半ばから、フランスのサンドゥヴィルにあるルノーの工場で開始される予定だ。同工場では現在、トラフィックおよび日産プリマスターを生産している。

フレクシスの事業はルノーとボルボ・トラックが45:45で分割保有し、CMA CGMが残り10%を保有している。生産の大部分はルノーが担当する。

ルノーは高度にモジュール化されたフレクシスの商用EVシリーズに高い期待を寄せ、「商用車のテスラ」を目指すとしている。

記事に関わった人々

  • ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    役職:常勤ライター
    クルマだけでなく、英国のローカルニュースとスポーツ報道にも精通し、これまで出版物、ラジオ、テレビなど、さまざまなコンテンツ制作に携わってきた。フォルクスワーゲン・グループの小売業者向けニュースウェブサイトの編集者を務めた後、2021年にAUTOCARに移籍。現在はその幅広い経験と知識を活かし、主にニュース執筆やSNSの運営を担当している。これまで運転した中で最高のクルマは、トヨタGRヤリス。一番のお気に入りだ。
  • チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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