シボレー・コルベット、今後もV8を搭載 EVは「サイエンスフィクションだ」と開発者

公開 : 2025.07.18 18:45

断固とした姿勢貫くシボレー

ローマ氏はまた、2035年以降も欧州での販売を続けるためだけに、EV版コルベットの開発を急ぐつもりはないと述べた。「その規制を満たすためだけにクルマを作るつもりはありません」

2035年からは、欧州連合(EU)および英国で販売されるすべての新車は、走行時の排出ガスをゼロにしなければならない。つまり、実質的にEVのみが認められることになる。同地域での販売を継続するには、コルベットのEVを投入しなければならない。

シボレー・コルベットE-Ray
シボレー・コルベットE-Ray    AUTOCAR

「70年以上の歴史にふさわしくないEVに、コルベットのバッジをつけるつもりはありません。誰もそんなものは望んでいません。申し訳ありませんが、その点については断固として譲りません。バッジは人々にとって意味のあるものだからです」

ローマ氏はインタビューの中で、EV版コルベットの開発を急がない主な理由として、コルベットは世界戦略車であり、すべての市場にアピールする必要があると説明した。

その実現には何が必要かとの質問に対して、同氏は「電動化コンポーネントのパワーウェイトレシオ、コスト、航続距離など、わたし達が価値あると考えるクルマを作るために必要なすべての条件をクリアしなければなりません。それが実現できるかどうかはわかりませんし、実現できたとしても、非常に高額になるでしょう」と答えた。

「EVが現在のクルマよりも優れたものになれば、EVを作ります。それまでは、現在行っていることを続けていきます」

「その段階に到達するためにわたし達が考えなければならないのは、EVに、消費者が惹きつけられるような直感的なつながりや個性をどのように与えるかということです」

「率直に言って、わたしはこれまで多くの優れたEVを運転してきましたが、そのほとんどは感情的なつながりを感じさせず、コンピューターがほとんどの作業をこなしてしまいます。しかし、土曜日の朝にドライブに行きたいと思ったとき、わたしは(エンジンを)始動して、いろいろな音を聴きたいのです」

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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