オレゴンの風に吹かれるクライスラーの廃車 40選(前編) ジャンクヤード探訪記

公開 : 2025.07.27 18:25

クライスラー・ニューヨーカー – 1975年

フロントガラスに書かれたメモによると、この1975年製のクライスラー・ニューヨーカー・ブロアムは、整備が必要だそうだ。2003年以来、一度も道路を走っていないことを考えれば、それも当然だろう。ボディは素晴らしい状態を保っており、4本のタイヤすべてにまだ空気が入っているのが印象的だ。

このような2ドアのハードトップは、4ドア・ハードトップの2倍の人気があり、1975年には1万3000台近くが生産された。

クライスラー・ニューヨーカー - 1975年
クライスラー・ニューヨーカー – 1975年

プリムス・ボラーレ – 1977年

プリムス・ボラーレは、1980年代に大部分がスクラップとなり、残存率はあまり高くない。しかし、そうした逆境を乗り越えてここまで生き残ったにもかかわらず、最終的にジャンクヤードへたどり着いたことには驚かされる。ボディにはへこみがなく、腐食もほとんどない、驚くほど良い状態だ。

プリムス・ボラーレ - 1977年
プリムス・ボラーレ – 1977年

ダッジDシリーズ – 1963年

1963年製のダッジDシリーズを紹介しよう。ボンネットの下には6.3L(383立方インチ)のビッグブロックV8エンジンが搭載されており、その威圧的な外観が存在感を放っている。フロントガラスの「ヴァイオレーター(Violator)」も印象的だ。このトラックの経歴、特にワイルドキャット・オート・レッキングにどのようにして持ち込まれたのか、ぜひ知りたいところだ。

ダッジDシリーズ - 1963年
ダッジDシリーズ – 1963年

クライスラー・ル・バロン – 1983年

リー・アイアコッカ氏によるKプラットフォーム車は、1981年から1995年の間に350万台を販売し、クライスラーを救ったが、現在ではほとんど人気がない。ダッジ・アリーズ、クライスラー・ル・バロン、プリムス・リライアント、その他このプラットフォームを採用した数多くモデルも、クラシックカーの世界ではほとんど価値がない。

このラグトップ装備の1983年式クライスラー・ル・バロンはその典型例で、生産台数が1万台に満たない希少車にもかかわらず、価値はわずか850ドル(約12万円)だ。

クライスラー・ル・バロン - 1983年
クライスラー・ル・バロン – 1983年

ダッジ・チャージャー – 1970年

こちらは、世界中のクラシックカー愛好家の心を奪った1台だ。1970年製のダッジ・チャージャーで、状態もそれほど悪くはない。欲しいと思われた方もいるかもしれなが、残念ながら手遅れだ。この個体は、わたし達が訪問する数日前に売れてしまい、南アフリカの新しいオーナーのもとへ出荷されるところだった。

ダッジ・チャージャー - 1970年
ダッジ・チャージャー – 1970年

ダッジ・マグナム

1978年から1979年の間に合計7万2000台のダッジ・マグナムが生産されたが、現在残っているものはごくわずかだ。次にジャンクヤードで見かけるのは何年も先だろうし、ましてや2台一緒に見つかることは非常に稀だろう。

この2台のうち、若干人気が高いのは左側の高級仕様のXEで、純正のサンルーフやバケットシートなどの豪華装備が特徴だ。どちらも走行可能で、訪問時にはそれぞれ1900ドル(約28万円)と1500ドル(約22万円)で販売されていた。

ダッジ・マグナム
ダッジ・マグナム

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事