オレゴンの風に吹かれるクライスラーの廃車 40選(前編) ジャンクヤード探訪記

公開 : 2025.07.27 18:25

プリムス・ダスター – 1973年

上部の青い部品取り車は、1973年に24万8243台が生産されたプリムス・ダスターだ。傷跡はひどいが、保存すべき良質なパーツも数多く残っている。

その下にあるヴァリアントは、ボディパネルが明らかに異なる年代のクルマから流用されているため、年式を特定するのは容易ではない。ジョニー・キャッシュの曲『One Piece at a Time』を思い出させる。

プリムス・ダスター - 1973年
プリムス・ダスター – 1973年

クライスラー・ニューヨーカー – 1972年

この1972年製のクライスラー・ニューヨーカー2ドア・ハードトップクーペの価格は 1000ドル(約15万円)で、このような希少なクルマとしては信じられないほどのお買い得感がある。販売台数は5567台に過ぎないが、希少性と価値が必ずしも比例するわけではない。

他の西海岸の諸州と同様、オレゴン州は塩害に悩まされるような地域ではない。そのため、この個体も含め、ワイルドキャット・オート・レッキングにある多くの車両が腐食せずに生き残っている。

クライスラー・ニューヨーカー - 1972年
クライスラー・ニューヨーカー – 1972年

ダッジ・ランページ – 1983年

ダッジ・ランページを最後に見かけたのはいつだろう? エルカミ-ノ/スバル・ブラットのライバル車であるこのモデルは、1982年から1984年までしか生産されておらず、当時からあまり一般的なものではなかった。この個体は、1983年に生産された8033台のうちの1台で、Glasstiteのキャンパーシェルを装着している。

ヤードでは1500ドル(約22万円)で販売されていたが、これはお買い得と言えそうだ。

ダッジ・ランページ - 1983年
ダッジ・ランページ – 1983年

デソート – 1951年

部品取り車はかなりぎゅうぎゅうに詰め込まれ、その多くは2段積みになっているため、撮影が難しい。これは1951年に12万1000台が生産されたデソートのうちの1台だが、車種別の生産台数は不明なので、このステーションワゴンがどれほど希少なのかはよくわからない。

かつて最高速度135km/hを誇った4.1L 6気筒エンジンは、今はもう搭載されていない。

デソート - 1951年
デソート – 1951年

プリムス・ボラーレ・ステーションワゴン – 1977年

希少性と人気の高さが必ずしも比例しないことを示す好例だ。1977年製のプリムス・ボラーレ・プレミアという「ウッディ」ステーションワゴンである。1977年はボラーレにとって最高の年であり、21万7795台が生産されたが、側面にフェイクウッドのパネルが取り付けられたのはごくわずかだった。この個体の価格は1000ドル(約15万円)だった。

プリムス・ボラーレ・ステーションワゴン - 1977年
プリムス・ボラーレ・ステーションワゴン – 1977年

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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