【連載:遠藤イヅルのB11型日産サニーカリフォルニア再生&快適化計画】#1 オリジナル状態に戻したい!

公開 : 2025.09.19 12:05

純正サイズのタイヤと純正ホイールをゲット

と、前置きが長くなりましたが、今回は購入時に行った変更点を書いていこうと思います。それはズバリ足元です。

見に行った時、この個体が履いていたタイヤは175/70R13でした。1500SGLの純正タイヤは155SR13、現代だと近いサイズは155/80R13ですので、見た目的には大きくイメージが違います。さらにスチールホイール自体も汎用品で、上には510型ブルーバード用の金属製ホイールカバーが装着されていました。これは、純正の姿にぜひとも戻したいところです。

入手したホイールセットだと、この写真にあるように、厳密には正しい1985年式1500SGLの姿にはならない。なおモデル末期にはサイドモールを太くするなど、地味な改良も行われている。
入手したホイールセットだと、この写真にあるように、厳密には正しい1985年式1500SGLの姿にはならない。なおモデル末期にはサイドモールを太くするなど、地味な改良も行われている。    日産自動車/遠藤イヅル

そこでクルマが手元に来るまでの間、ネットオークションを血眼になって検索。13インチの純正スチールホイールと、ハーフカバーをなんとか手に入れました。その際に役立ったのが、これまたネットオークションで入手した純正パーツカタログ。これによると、純正スチールホイールは4.5Jでオフセット+42、品番は40300-M7970とのことです。

この品番で検索したところ、まさにドンピシャの中古美品がヒットしたのですが、問題は、ネットにはセンターハブ径が67mmと73mmの2種類が載っていることでした。

そこでまたネット検索をしたところ、海外のB11型セントラ(北米名)のコミュニティに記載されていた73mmが正と判明。とはいえ、もし現車が67mmだと困るので、67mm-73mmのアルミ製ハブリングも別途購入しました。

タイヤも本来のサイズである155/80R13に戻したので、足元が華奢な雰囲気を取り戻しました。銘柄は国産を謳う、『グッドイヤー・エフィシェントグリップエコEG01』を選んでいます。

ちなみに『純正の姿に戻した』と書いていますが、厳密には正しくありません。1985年頃の1500SGLは、実はフルホイールカバーなのです。でもまあ、おおむね1983年の姿に近づけたので、本人は満足しています(笑)。

ということで次回は、内装のお話をさせていただく予定です。

(当連載は不定期掲載ですが、主に金曜日お昼頃に公開予定となります)

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    遠藤イヅル

    Izuru Endo

    1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター兼ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持つ。コピックマーカーで描くアナログイラストを得意とする。実用車や商用車を好み、希少性が高い車種を乗り継ぐ。現在の所有は1987年式日産VWサンタナ、1985年式日産サニーカリフォルニア、2013年式ルノー・ルーテシア。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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