解体間近の希少なクラシックカー 40選(前編) ジャンクヤード探訪記

公開 : 2025.09.21 11:05

フォード(1942年)

これは、普段見かけることはまずないであろう1942年製のフォードだ。このモデルの生産は同年2月に戦時生産のため中止された。その時点で生産されていたのは16万台で、1910年以来最低の水準だった。こちらの車両は、敷地のフェンス沿いに並べられた数台のプロジェクトカー(部品取りではなくレストア用の個体)の1つだった。一斉廃棄が行われる前に、きっと新しいオーナーを見つけただろう。

フォード(1942年)
フォード(1942年)

フォード・コンスル

1950年代、欧州の自動車デザイナーたちは、コンパクトなサイズながらもアメリカンデザインを模倣しようと躍起になった。そして、当然ながら米国への輸出を試みた。しかし、多くの人が気付いたように、これはイヌイットに氷を売るのと同じくらい困難なことだった……。

上段は英国で設計、生産されたフォード・コンスルMkII(1956-1962年)だ。1955/56年の米国製フォードに酷似している。経済的な4気筒エンジンが多くのドライバーに受け入れられ、そこそこの成功を収めた。一方、下段はフランス製シムカ・ヴデット・ビューローだが、もはや原形をとどめていない。

フォード・コンスル
フォード・コンスル

1950年代のプリムスとダッジ

A-1オートサルベージを訪れた時、施設は新しいオーナーに売却されたばかりだった。当時、オーナーはクラシックカー専門ヤードとして維持していく方針だったが、人気の低い車両はすぐに処分してしまった。ガイドによれば、1950年代初頭のプリムスやダッジは、不人気車に分類されるという。愛好家は少なく、部品が1つも出ないまま何十年も放置されることが多いそうだ。

(翻訳者注:前編はここまで。記事は『後編』へと続きます。)

1950年代のプリムスとダッジ
1950年代のプリムスとダッジ

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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