【スーパーカー超王が斬る】F140系V12エンジン、ひとつの完成形!フェラーリ12チリンドリ日本国内初乗り
公開 : 2025.10.22 11:45
完成された造形には独特な躍動感
走れば走るほどに、そして速度が増せば増すほどにその魅力が高まっていく12Cilindriだが、それは美しさという点においても、現在のフェラーリにおけるひとつの究極像であると評してもよいだろう。そのデザインはもちろんフラビオ・マンゾーニ率いるフェラーリのスタイリング・センターによるものだが、ダイナミックな曲面を用いて完成された造形には独特な躍動感がある。
フロントマスクには往年の『365GTB/4(デイトナ)』を思わせるディテールも採用されているが、前後してICONAシリーズに誕生した『デイトナSP3』はスポーツプロトタイプのPシリーズにモチーフを得たもの。フェラーリのファンがデイトナという愛称からイメージするのはやはりこのフェイスだ。

リアハッチの両脇にはコンパクトな可動式のスポイラーが備えられており、これは60km/hから300km/hの速度域でライズアップし、リアのダウンフォースを増大させる役割を持つ。アンダーボディやディフューザー、さらにはホイールのデザインも、エアロダイナミクスの向上に貢献し、それによってアッパーボディは面構成の美しさというものをよりダイレクトに感じるフィニッシュを得ることができたのだ。
さらにリアハッチをオープンすれば、十分な深さがある270Lの容量を持つラゲッジスペースへとアクセスすることも可能であることを付け加えておく。
12Cilindriという、これ以上にフェラーリの伝統と象徴を示すものはない言葉を車名に掲げたニューモデル。同社のCEOであるベネデット・ヴィーニャは、先日マラネッロで開催された『キャピタル・マーケット・デイ』において、今後もV型12気筒を含めた内燃エンジンの提供と革新を進めていくことを宣言した。
フェラーリのV型12気筒モデルはこれからどのように進化を遂げていくというのか。今回ドライブした12Cilindriの走りからは、その答えを探るためのヒントすら見出すことはできなかった。
フェラーリ12チリンドリのスペック
全長:4733mm
全幅:2176mm
全高:1292mm
最高速度:339km/h
0-100km/h加速:2.9秒
燃費:6.4km/L
CO2排出量:353g/km
車両重量:1806kg(実測)
パワートレイン:V型12気筒6496cc 自然吸気
使用燃料:ガソリン
最高出力:830ps/9250rpm
最大トルク:687Nm(69.0kg-m)/7250rpm
ギアボックス:8速デュアルクラッチ・オートマティック(後輪駆動)












































