「愛好家の皆様へ」 アルピーヌ『A110』生産終了までのカウントダウン開始 残り約1800台

公開 : 2025.10.28 07:25

アルピーヌ『A110』の注文受付はあと半年で終了する予定です。標準のA110は残り1750台、高性能のA110 Rは50台のみとアナウンスされています。2026年半ばの生産終了後はEVにバトンタッチします。

来年半ばに後継EVへ切り替え

アルピーヌは、スポーツカー『A110』の生産終了に向け、最後の生産枠を用意している。来年にはEVの後継モデルを発売する予定だ。

10月24日に発表された「アルピーヌ愛好家および卓越した自動車愛好家」向けの声明文の中で、アルピーヌは標準仕様のA110をあと1750台、ハードコア仕様のA110 R 70をあと50台のみ生産すると述べている。

アルピーヌA110
アルピーヌA110    アルピーヌ

フランスにあるディエップ工場での生産は2026年半ばまで継続され、その後、新しいアルピーヌ・パフォーマンス・プラットフォームを採用した次世代モデルの生産に切り替えられる。

英国では現在受注を継続しているが、最終生産車輌のラインオフに先立ち、約6か月後に締め切られる予定だ。英国におけるA110の販売実績に基づけば、同市場ではさらに約200台の新車が販売される見込みである。

アルピーヌの広報担当者は、具体的なスケジュールや各市場の割り当て台数については明言を避けた。

2017年の発売から来年の生産終了まで、A110は全世界で累計約3万台販売されることになりそうだ。アルピーヌは「トレンドに影響されず、A110の販売曲線は発売以来、一貫して上昇を続けている」と述べた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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