【スバル・トレイルシーカー】今スバルで一番速いモデル!ソルテラからラギット方向に大きく進化したBEV #JMS2025

公開 : 2025.10.29 12:30

スバルはジャパンモビリティショー2025にBEV『トレイルシーカー』を出展。4月のニューヨーク・オートショーでお披露目されたモデルの日本仕様です。ベースとなるソルテラからどう変わったかを、内田俊一が解説します。

大きな変化点は、内外装、荷室、動力性能

スバルジャパンモビリティショー2025に、近々発売予定のBEV『トレイルシーカー』を出展。4月に開催されたニューヨーク・オートショーでお披露目されたモデルの日本仕様だ。

スバルの国内市場ではソルテラに続く2車種目のBEVがトレイルシーカー。先般アメリカで発表された『ソルテラ』の商品改良車をベースに、見た目はアウトバックのBEVというイメージに仕上げられた。

スバル・トレイルシーカー
スバル・トレイルシーカー    スバル

ソルテラからの大きな変化点は3つ。内外装、荷室、動力性能だ。

外装は、「ソルテラが少し都会向けに洗練された方向に進化させたのに対して、こちらはラギット方向に大きく進化させ、大型の樹脂グラッティング、ルーフレールを装備。フロント、リアとも、よりラギットな方向で仕上げています」と話すのは、スバル商品事業本部プロジェクトゼネラルマネージャーの井上正彦さんだ。

内装もソルテラの基本パーツを流用しつつ、「表皮や色、シボを変更。ブルーとブラック内装にするとともに、ピラーも布張りで全体の質感の差別化を図っています」という。

そして荷室については、「スバルのワゴンで培ってきた要件を多く取り込み、アウトバッグレベルの収納性、実用性を確保しています」とのこと。

ソルテラ同等レベルの700kmを目標に開発

動力性能については、「ソルテラに対して、フロントだけでなくリアにも167kWのモーターを搭載することでAWD化。システムの最大出力は電池の要件があり280kWとなりましたが、0-100km/hの加速はソルテラからさらに0.6秒速い4.5秒と記録しています」と明かす。

充電時間はソルテラと同様だが、「航続距離はワゴンのハンデを最小限にしてソルテラ同等レベルの700kmを目標に開発を進めています」と述べた。

スバル・トレイルシーカー
スバル・トレイルシーカー    スバル

さらにAWD制御をより進化させた新型ソルテラに加えて、「左右差回転差のフィードバック制御を採用することで、よりドライバーの狙い通りに修正舵が少ない走りを実現」。

井上さんは、「今現在のスバルの中で一番速いモデルでしょう」とコメント。BRZの開発にも携わっていたことから、「乗った感じはそういうスポーツカーに近しい運動性能を持っています。さらに新型ソルテラもパワートレインの進化はしていますが、こちらはそこからさらに進化しています」とその仕上がりに自信を見せた。

グレード構成は標準と上級の2種類。ルーフレールは標準装備で、上級仕様はハーマンカードンオーディオやシートベンチレーションを採用。因みにソルテラにあるソーラールーフ仕様はラインナップされない。

日本でのデビューは春頃の予定だ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    内田俊一

    Shunichi Uchida

    日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を生かしてデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。長距離試乗も得意であらゆるシーンでの試乗記執筆を心掛けている。クラシックカーの分野も得意で、日本クラシックカークラブ(CCCJ)会員でもある。現在、車検切れのルノー25バカラとルノー10を所有。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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