優越の流暢さと落ち着き BMW 750e xドライブ(2) 要望を高度に満たす完成度
公開 : 2025.11.25 18:10
Sクラス Lより長いG70型7シリーズ インパクト強いフロントマスク 豪奢な内装に競合より広い後席 流暢なパワートレインの秀でた動力性能 印象的な落ち着き 歴然の進化 UK編集部が試乗
もくじ
ー流暢なパワートレイン 動力性能は競合以上
ー大きくても扱いやすい 印象的な落ち着き
ー量産車で最高水準の運転支援システム
ー進化ぶりは歴然 要望を高度に満たす完成度
ーBMW 750e xドライブ Mスポーツ(英国仕様)のスペック
流暢なパワートレイン 動力性能は競合以上
運転手付きのプラグイン・ハイブリッド・リムジンをお考えなら、BMW 750eは候補に加えたい1台。パワートレインは、感心するほど流暢に大きなボディを走らせてくれる。
3.0L直列6気筒エンジンは、普段は存在を忘れるほど静かで滑らか。リムジンらしく悠々と流せば、駆動用モーターとの協調性も見事。動力性能は、パワフルなメルセデス・ベンツSクラス 580e Lを凌駕するほど。

ドライブセレクターでSモードにすると、心地良い音色が奏でられる。都心部など必要な場面では、17.6kWhの駆動用バッテリーで最長75km前後、電気だけで走ることもできる。490psの全力を求めると、8速ATの変速マナーが若干乱れるけれど。
アクセルペダルの反応は、扱いやすくマイルド。ブレーキペダルも同様で、踏力で制動力を調整しやすい。回生ブレーキから摩擦ブレーキへの移行も、非常に自然だ。
大きくても扱いやすい 印象的な落ち着き
全長5.4mへ迫るボディだが、7シリーズは驚くほど扱いやすい。特に後輪操舵システムが、低速域での取り回しに貢献している。都心へ邸宅を構えるオーナーは、ぜひ追加したいオプションといえる。
高速域でもステアリングは軽く回せ、反応は安定。連続するカーブでもボディはフラットに保たれ、操る一体感は高くなくても、たおやかにいなす。ただし、このクラスで際立ってスポーティというわけではなく、Sクラスの方が運転手は楽しめるだろう。

乗り心地は、BMWとしてはソフト側ながら、ユラユラと揺れは残らず上質。大きな段差では、サスペンションのストロークが不足気味に思えるが、落ち着きは印象的なほど。路面を掴みつつも、僅かに浮き上がったような印象を伴う。
他方、周囲より速めのペースで走らせると、コンフォートゾーンから外れる印象。フロントアクスルの負荷が高まり、アンダーステアへ徐々に転じる。スポーツ・モード以外で効きを調整できないスタビリティ・コントロールが、積極的に介入してくる。
量産車で最高水準の運転支援システム
静寂性は、オプションの21インチ・ホイールを履いていても素晴らしい。アクティブ・アンチロールバーが効果的で、舗装の穴を通過しても、目立つノイズが届くことはなかった。80km/hでの車内ノイズは59dBAで、Sクラス 580e Lと同等の静かさだ。
運転支援システムは、量産車で最高水準。試乗車には、高速道路を半自律的に走れるドライビングアシスト・プラスと、スマートフォンを介して7シリーズを駐車できるパーキングアシスト・プロが備わり、その評価を高めていた。

クルーズコントロールと車線維持支援システムは、高速道路で効果的。ドライバー監視機能も、煩わしい場面はなかった。各項目はカスタマイズ可能で、オン・オフも簡単だ。
今回の燃費は、フル充電の状態から高速道を中心に160km走らせて、平均26.6km/L。カタログ値と変わらない距離を、電気だけで走ることも確かめられた。CO2の排出量は24g/kmと、主要なライバルより低い。
























































































































