世界20~30台、日本では唯一登録の超レア車!貴方は『ツェンダップ・ヤヌス』を知っているか?【コッパ・チェントロ・ジャッポーネ】

公開 : 2025.11.23 12:05

究極のバルブルカーが欲しい

ヤヌス・オーナーの入佐さんは複数のバブルカーをコレクションしており、話を4輪だけに集約するとBMW 600も愛用している。

「20年ぐらい前にBMW 600のボディを手に入れることができたので、自分でレストアしようと思っていました。エンジン、フレーム、書類も揃っていたので、本気だったのですが、レストアを開始してから3年目に壁にぶち当たり、そこで、あきらめました」

さまざまな年式のクルマたちが名古屋の中心部でパレードランを実施。
さまざまな年式のクルマたちが名古屋の中心部でパレードランを実施。    高桑秀典

このBMW 600をこれからどうしようかと思っていたら、2011年の震災後に600を売りに出したオーナーがいて、新幹線に乗って買いに行ったのだという。

「交渉の結果、売ってもらえることになったので私の手元に完調のBMW 600がやってきたわけですが、そのクルマを見て、レストアが完了したと思った妻から『できたのね』と言われたことが印象的でした」

その後、入佐さんはどうせバブルカーに乗るなら究極の1台が欲しいと思うようになり、ヤヌスを探し始めた。

「最初、ドイツのエージェントに頼んで探してもらっていたのですが出てこなくて、オランダの代理人に依頼したら見つけてくれたので、すぐさまユーロを払って、日本行きの船に積んでもらいました。2016年のことです。イベントに展示すると、ヤヌスを見てくれた人が年齢や性別を問わず、みんな笑顔になるので、とても嬉しいですね」

そんな入佐さんの言葉のとおり、名古屋市役所においてもヤヌスの前は常に賑わっていた。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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