【価格は約612万円から】超多能なGTを格安に ポルシェ・パナメーラ(971型) UK中古車ガイド 実用的なワゴンも

公開 : 2026.01.12 18:05

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アンドリュー・パーマー氏

BMW M5やアウディRS6なども候補でしたが、自分はパナメーラを4台乗り継いでいます。今は、2023年式のターボS Eハイブリッド。これまで出会ったクルマの中でも、際立ってオールラウンダー。落ち着いた特徴が魅力ですね」

ポルシェ・パナメーラ(971型/2016〜2023年/英国仕様)
ポルシェ・パナメーラ(971型/2016〜2023年/英国仕様)

「運転姿勢は素晴らしく、PDKは素早く滑らか。ベントレーと共有する技術も、しっかり感じ取れます。太いタイヤのノイズは大きく、エアコンは操作しにくいですが。ガラスルーフの振動やフロント・サスペンションの異音には、注意した方が良いでしょう」

購入時に気をつけたいポイント

トランスミッション

変速時のもたつきやショックは、PDKでは無縁ではない。内部センサーや制御モジュール、クラッチなど原因は様々。長めの試乗で、調子を確かめたい。

サスペンション

エアサスの場合は、エア漏れやコンプレッサーの不調に注意したい。車高センサーや制御モジュールの不調も起き得る。修理は安価にはできない。

パワートレイン

ポルシェ・パナメーラ(971型/2016〜2023年/英国仕様)
ポルシェ・パナメーラ(971型/2016〜2023年/英国仕様)

エキスパンションタンクやウォーターポンプの状態は要チェック。オーバーヒートを招くことになる。ハイブリッドでは、駆動用バッテリーの経年劣化に注意したい。電気だけでの走行可能距離で、ある程度確認できる。

ボディ

展開式リアスポイラーの動作を確かめたい。アクチュエータの故障で、動かなくなる。

電気系統

インフォテインメント・システムのフリーズ、オーディオの不調などは珍しくない。定期的にソフトウエアをアップデートすることで、多くのトラブルは防げる。

知っておくべきこと

英国では正規ディーラーに持ち込み、指定の点検を受けて合格すれば、認定保証に入れる。10万kmか6年時点の点検費用は、2500ポンド(約51万円)前後。ポルシェ・センターでのメンテナンス費用は、全面的に高額。認定中古車もお高い。

英国ではいくら払うべき?

3万ポンド(約612万円)〜5万4999ポンド(約1121万円)

走行距離が長めの2代目パナメーラを、英国では探せる価格帯。エンジンはV6が中心だが、V8も価格帯の上の方に含まれる。整備記録が一式残る例を探したい。

5万5000ポンド(約1122万円)〜6万9999ポンド(約1427万円)

走行距離はまちまち。フェイスリフト後の後期型や、スポーツツーリスモも含まれる。

7万ポンド(約1428万円)以上

ポルシェ・パナメーラ 4Sディーゼル(2017年式/英国仕様)
ポルシェ・パナメーラ 4Sディーゼル(2017年式/英国仕様)

後期のターボS EハイブリッドやGTSを英国で探すなら、この価格帯から。ここまで奮発するなら、正規ディーラーの認定中古車を狙いたい。

英国で掘り出し物を発見

ポルシェ・パナメーラ 4Sディーゼル(英国仕様) 登録:2017年 走行距離:6万1100km 価格:4万3480ポンド(約887万円)

珍しいディーゼルエンジンのパナメーラ。アダプティブ・エアサスにボーズ社製サウンドシステムなど、装備は充実。トルクフルで爽快な走りと、優れた燃費を両立している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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