世界屈指の施設 フォルクスワーゲン博物館の見どころ(後編) ビートルの原点から名物「カータワー」まで
公開 : 2026.01.03 11:45
ドイツ・ヴォルフスブルクにはフォルクスワーゲンの巨大な自動車博物館『アウトシュタット』があります。世界有数のミュージアムで、数多くの名車を展示しています。本特集ではその見どころを厳選して紹介します。
もくじ
ーフォルクスワーゲンK70(1970年)
ーフォルクスワーゲン・ロメッシュ(1952年)
ーフォルクスワーゲンV30プロトタイプ(1937年)
ーフォルクスワーゲン・ゴルフ(1977年)
ーラリーカーとデザインの名車
ーオペル・アスコナ400(1982年)
ーデロリアンDMC-12(1982年)
ーフォルクスワーゲン・ビートル・タイプ14(1949年)
ーフォルクスワーゲンXL1(2013年)
ーランボルギーニ・ディアブロGT(1999年)
ーカータワー
ーフォルクスワーゲン・ポロ(2017年)
ーポルシェ・パビリオン
ーアウトシュタット
フォルクスワーゲンK70(1970年)
NSUが設計したK70は、空間の有効活用に重点を置いていた。この設計が転換点となり、フォルクスワーゲンのデザインは空冷式リアエンジンから水冷式前輪駆動モデルへ、また水平対向エンジンから直列エンジンへと移行した。

フォルクスワーゲン・ロメッシュ(1952年)
ロメッシュ(Rometsch)は高級車を専門とするドイツのコーチビルド企業だ。主要メーカーのシャシーをベースに、特注デザインのボディを製作してきた。写真の車両はフォルクスワーゲンのプラットフォームをベースとする最初の本格ラグジュアリーカーの1つであり、その見事なデザインは評価に値する。

フォルクスワーゲンV30プロトタイプ(1937年)
これはビートルではない。ポルシェ・タイプ60をベースにしたV30というプロトタイプであり、これこそがビートルの原点となる1台だ。30台のプロトタイプが製作され、合計約240万kmのテスト走行をこなした。当時の標準的なテスト基準をはるかに超える走行距離である。

フォルクスワーゲン・ゴルフ(1977年)
フォルクスワーゲンは1974年にゴルフを発売した。フロントエンジン/前輪駆動の小型車は瞬く間に大ヒットとなり、これまでに累計3700万台以上が生産されている。アウトシュタットのツァイトハウスに展示されているこの初代モデルは1977年製だ。現行世代は8代目(改良後は8.5とも呼ばれる)にあたる。北米では時期によってラビットとも呼ばれている。

ラリーカーとデザインの名車
AUTOCAR英国編集部が訪問した際、ツァイトハウスの1階では1980年と1982年の世界ラリー選手権王者、ヴァルター・ロール氏の特集が行われていた。上階では不朽の名デザインが展示されていた。

オペル・アスコナ400(1982年)
こちらは1982年にウォルター・ロール氏が2度目の世界タイトルを獲得した際に駆っていたオペル・アスコナ400だ。後輪駆動車でありながら、強力な四輪駆動のライバル車を抑えて偉業を達成した。

デロリアンDMC-12(1982年)
ビジネス的観点から言えば、デロリアンDMC-12は決して名車と呼べない。同社はこのモデルを発売しただけで倒産してしまったからだ。
それでも、グラスファイバー製ボディ構造、ステンレス鋼のボディパネル、ガルウィングドアなど、デロリアンのデザインは生き続けている。おそらく映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズでの出演が人気を後押ししたのだろう。そして言うまでもなく、時速88マイル(約141km/h、タイムトラベルする速度)での性能において、デロリアンに匹敵するクルマは他にない。






























