新型『マツダCX-5』に新色を採用した理由と意義 キーワードは高解像度化 どの国の光でもネイビーに見えるように

公開 : 2026.01.15 11:45

カラーをデジタルによって定量化

今回、新たな取り組みもあった。それはカラーの定量化だ。

通常は、デザイナーが色を見て「もうちょっと彩度が」あるいは「青みがほしい」など、言葉で伝えていたが、今回はデジタルによって定量化することにトライ。数値として『この色は前の色より青みが強くなった』等、数字で見えるようにすることで、サプライヤーも含めて方向性を迷わずに短期開発ができるようにした。

従来のカラーと新色『ネイビーブルーマイカ』の比較。
従来のカラーと新色『ネイビーブルーマイカ』の比較。    マツダ

「ネイビーブルーマイカはパッと見ての派手さはないかもしれませんが、日々の生活で気兼ねなく使えるとても良い色ですし、それがネイビーの人気の秘密だと思います。より青が強いと、抵抗感を持つお客様が出るかもしれませんが、ネイビーブルーマイカは光るとしっかり青みが出てくるんです。ぜひ、外光の下で見ていただきたいカラーです」

インテリアカラーの白と黒のツートーンとの相性も抜群だ。

「ネイビーと白のボーダーの洋服は誰が見ても清潔感があって、嫌味がないですよね。CX-5のカラーコーディネートもその辺に通じるような気がするんです」とコメントし、ドアを開けてボディカラーとインテリアカラーのコントラストを見て欲しいと語った。

椿さんがいうように、ネイビーは定番色として『押さえ』のカラーといえる。そこに改めて着目し、どの国の光でもしっかりとネイビーに見えるようにすることは、かなり難しいトライだったことだろう。今回は屋内会場の光源だったので、ぜひ太陽光の下でしっかりと見てみたい、きれいなカラーだと感じた。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    内田俊一

    Shunichi Uchida

    日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を生かしてデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。長距離試乗も得意であらゆるシーンでの試乗記執筆を心掛けている。クラシックカーの分野も得意で、日本クラシックカークラブ(CCCJ)会員でもある。現在、車検切れのルノー25バカラとルノー10を所有。
  • 撮影

    山田真人

    Makoto Yamada

    1973年生まれ。アウトドア雑誌編集部からフリーランスカメラマンに転身。小学5年生の時に鉄道写真を撮りに初めての一人旅に出たのがきっかけで、今だにさすらいの旅をするように。無人島から海外リゾート、子どもからメガヨットと幅広い撮影ジャンルを持つ。好きな被写体は動くものと夕陽。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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