トヨタのピックアップトラックにダットサンも 乾燥した大平原で見つけた日米欧の廃車 40選(後編) ジャンクヤード探訪記
公開 : 2026.03.22 11:45
AMCホーネット(1973年)
縦型の2つのゴム製ガードと低位置のナンバープレートから、1973年式AMCホーネットの2ドア・ハッチバックであることが分かる。この年は新たにハッチバックボディが追加された年で、4万110台が生産された。1974年に全面導入される時速5マイル対応リアバンパー装着前の最後の年でもある。かつてはAMCの経営基盤を支えたスマートで実用的なコンパクトカーだったが、今やレストアよりも部品取りの運命をたどる可能性が高い。

シボレー・モンツァ(1979年)
このシボレー・モンツァの運転席ドアが衝撃を受けた時、運転席に誰もいなかったことを願うばかりだ。1979年式と思われるこの車両は、同年に3万7878台生産されたうちの1台で、オプションの5.0LスモールブロックV8エンジンを搭載している。
1975〜1980年モデルまで生産されたモンツァは、ベガをベースにしたシボレーの後輪駆動サブコンパクトカーで、ホイールベースと基本構造を共有している。当初はGMが計画していたロータリーエンジンを搭載する予定だったが、燃費と排ガス規制の問題で中止となり、従来型エンジンで穴埋めされた。エンジンの選択肢には、意外ながらも面白いスモールブロックV8も含まれていた。

ジープ・ワゴニア(1981年)
この整ったジープ・ワゴニアに、かすれた「81」という数字が書き込まれているのが確認できた。おそらく1981年モデルということだろう。1963年に登場したワゴニアは、本格的な四輪駆動の性能と乗用車並みの快適性を兼ね備えた、最初期の高級SUVとして評価されることが多い。当時、ほとんどの四輪駆動車がまだ農業用だった時代だ。
その長寿ぶりも同様に印象的だ。初代SJワゴニアは、ほぼ基本形を変えずに1963年から1991年まで生産が続いた。その間、カイザー・モーターズ、AMC、クライスラーと製造者が変わった。その後、ステランティスによって復活したことは、SUV界においてこれほどの歴史を誇るモデルが他にほとんど存在しない証左である。

フォード・カスタム300(1959年)
1959年式フォード・カスタム300セダン。表面の錆はあるものの、歪みのない、驚くほど堅牢な車体だ。パネルはきれいで、トリム類もすべて揃っている。カスタム300を求めている愛好家にとって、十分に可能性を秘めた1台と言えるだろう。これは敷地内に点在する数百台ものレストア候補車両の、ほんの一例に過ぎない。

















