ベントレー新型『ベンテイガ』2028年デビューへ ガソリンエンジン搭載の高性能PHEV 電動化は見直し
公開 : 2026.04.14 17:05
ベントレーのベストセラー車である高級SUV『ベンテイガ』は、2028年にフルモデルチェンジが実施される見通しです。完全電動化計画を見直し、PHEVに注力する方針ですが、純ガソリンエンジンモデルも検討中です。
ハイブリッド技術を「橋渡し」に
ベントレーは、大型SUV『ベンテイガ』の次期モデルを2028年に投入する予定だ。EV戦略の大幅な見直しを経て、新世代のプラグインハイブリッド車(PHEV)シリーズの先駆けとなる。
同社は最近、2030年までに5車種の新型EVを投入するという計画を白紙に戻し、PHEVモデルへの投資を決めた。これは高級EVの普及鈍化を受け、兄弟ブランドのポルシェが新しいプラットフォームの開発を延期したことによるものだ。

現行の法規制では、2035年までに欧州連合(EU)で販売される新車の90%は完全電動化しなければならない。そんな中、ベントレーのフランク=シュテファン・ヴァリザーCEOは、PHEVこそが同社にとって最良の橋渡しになるとの考えを示した。
ただし、同ブランド初の市販EVは予定通り、今年後半に発表される。ヴァリザー氏によると、これに続くEVモデルの登場は2030年以降になるという。
現行のベンテイガはブランドのベストセラーであり、昨年の総販売台数の約半分を占めた。2015年から販売されており、2020年に大幅なフェイスリフトが施された。
内燃機関対応型プラットフォームへ
新型ベンテイガは当初、親会社であるフォルクスワーゲン・グループのSSPプラットフォームのスポーツ版(『61』)を採用し、EVとなる予定だった。しかし、ポルシェは昨年、このプラットフォームの導入を2030年以降まで延期したため、ベントレーは製品計画を見直すことになった。
その結果、2代目となる新型ベンテイガは、ガソリンエンジン搭載のポルシェ・カイエンや、今後登場するアウディQ9と同じPPCプラットフォームへ切り替えた。

ヴァリザー氏は、「買い手の需要がまだない段階で、ガソリン車やPHEVからEVへの乗り換えを強要する必要がなくなった」と述べている。
同氏はさらに、ベントレーには「ベンテイガを使い続ける非常に忠実なファン層がおり、これはビジネスとしても極めて好ましい」と付け加えた。この発言は、次期モデルにおいて内燃機関を搭載することによる商業的メリットを示すものだ。
PPCプラットフォームは、6気筒および8気筒のガソリンエンジンに加え、次世代PHEVにも対応できるよう設計されている。PHEVでは新開発のバッテリーと制御システムを採用し、現行ベンテイガPHEVの約50kmを上回る電気航続距離を実現する。
新型ベンテイガは主に3.0L V6を中核とするPHEVシステムを搭載し、その最高出力は現行モデルの462psと同等となるだろう。


























