3代目『日産リーフ』を作る人々:開発責任者編 例えるなら毎日食べても飽きない和食 痒いところに手が届く技術とは

公開 : 2026.05.11 11:45

裏付けのある技術を使って先進性を出す

また磯部さんは、「リーフはちゃんと地に足がついた技術で、お客様に先進性を感じてもらうクルマです」と説明する。それはプロパイロット2.0やインテリジェントディスタンスコントロールなど、裏付けのある技術を使って先進性を出すことで、『日産の最先端技術が盛り込まれているクルマ』とイメージさせるのだ。

そのうえで磯部さんは、リーフを和食と例えている。

「リーフはちゃんと地に足がついた技術で、お客様に先進性を感じてもらうクルマです」
「リーフはちゃんと地に足がついた技術で、お客様に先進性を感じてもらうクルマです」    日産自動車

「和食は毎日食べても飽きませんし、料理ひとつひとつが懐石料理のようにきちんと設えてありますよね。リーフに乗ると気の利いた技術がある、痒いところに手が届くような技術が設えてあると思ってもらえるでしょう」と述べ、前述の先進技術がそれにあたるとした。

先日リーフの長距離テストを行った際に、それを感じる場面があった。

高速道路では、グーグルマップと連動したインテリジェントルートプランナーによって、目的地までの距離とバッテリー残量を計算すると同時に、充電スポットの出力や満空などをリアルタイムに検知し、最適な充電を加味したルートを提案。

また、自動でバッテリー温度も管理するので、効率よく充電も可能になるもので、まさに和食のようにひと手間入った機能と感じたのだ。

BEVのパイオニアとしてこれからも、ユーザー目線に立った使いやすいクルマを目指してもらいたい。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    内田俊一

    Shunichi Uchida

    日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を生かしてデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。長距離試乗も得意であらゆるシーンでの試乗記執筆を心掛けている。クラシックカーの分野も得意で、日本クラシックカークラブ(CCCJ)会員でもある。現在、車検切れのルノー25バカラとルノー10を所有。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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