まるで背の高いゴルフ フォルクスワーゲンTロック(初代)【UK中古車ガイド】 万能的モデルを1万ポンド以下で

公開 : 2026.06.09 18:05

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クリスチャン・シュタン氏

「自分は、2023年に新車で購入しています。田舎に住んでおり、地上高の高いクルマが必要だったので。1.5LのTSIエンジンとDSGの組み合わせは、良い選択だったと思います。4万km以上走っていますが、今のところ大きな不具合はありませんよ」

フォルクスワーゲンTロック(2017〜2025年/初代/英国仕様)
フォルクスワーゲンTロック(2017〜2025年/初代/英国仕様)

購入時に気をつけたいポイント

エンジン

1.5Lガソリンエンジンは、冷間時の吹け上がりがやや重め。回転が僅かに不安定な場合は、ソフトウエアのアップデートで解決できる。2.0L TSIユニットはタイミングチェーンで高耐久だが、それ以外はタイミングベルトの交換履歴を確かめたい。

ブレーキ

発進時、電動パーキングブレーキが問題なく解除されるか確かめたい。稀に固着する場合があるが、ソフトのアップデートで対応可能。ディスクやパッドが摩耗すると、減速時に曲がったり、ブレーキが鳴くことがある。キャリパーの調子も確かめたい。

トランスミッション

フォルクスワーゲンTロック(2017〜2025年/初代/英国仕様)
フォルクスワーゲンTロック(2017〜2025年/初代/英国仕様)

デュアルクラッチATのDSGは、エンジンを全開にして変速し、衝撃が出ないか確かめたい。フルード交換で滑らかさは回復できる。乾式クラッチ・ユニットは、湿式クラッチ・ユニットより耐久性で劣る。

電気系統とインテリア

床面や荷室が不自然に濡れていないか、雨天後に確かめたい。ルームミラー付近から、雨水が車内へ滲み出る場合もある。給油口のアクチュエーターが酷く濡れると、リッドが開かなくなることも。

知っておくべきこと

ホットなTロックがお望みなら、300psの「R」がある。0-100km/h加速4.8秒の俊足で、操縦性もワンランク上。ソフトトップのカブリオレも提供されていたが、日本へは未導入。四輪駆動版の方が、お値段はお高めだ。

英国ではいくら払うべき?

7000ポンド(約147万円)〜1万5999ポンド(約335万円)

英国では、1.5LガソリンターボのTロックが主に売られている価格帯。

1万6000ポンド(約336万円)〜2万4999ポンド(約524万円)

状態の良い2.0LガソリンターボのTロックをお考えなら、英国ではこの価格帯から。小変更後の後期型や、コンバーチブルも探せる。

2万5000ポンド(約525万円)以上

フォルクスワーゲンTロック 2.0TSI SEL DSG 4モーション(2018年式/英国仕様)
フォルクスワーゲンTロック 2.0TSI SEL DSG 4モーション(2018年式/英国仕様)

走行距離が短い小変更後のTロックは、この価格帯から。300馬力の「R」も出てくる。

英国で掘り出し物を発見

フォルクスワーゲンTロック 2.0TSI SEL DSG 4モーション(英国仕様) 登録:2018年 走行距離:6万1100km 価格:1万6995ポンド(約360万円)

1サイズ上のタッチモニターとメーターモニターを搭載する、SELグレード。走行距離は長すぎず、整備記録が整っている。2.0Lガソリンターボの四輪駆動で、好燃費は期待できなくても、魅力的な運転体験を味わえるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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