元箱入り娘シトロエン2CVと、フィアット500ベースの超希少車 南知多で出会った旧車オーナーたち

公開 : 2026.05.23 12:05

フィアット・ヌォーヴァ500Fベースの超希少

2000年までの欧州車が約150台ほど集まった『チッタ・ミラマーレ2026』では、1968年式『フランシス・ロンバルディ・コッチネラ』のようなレア車を拝見することもできた。

ずっとイタリア車ばかりを愛用してきたというオーナーの下村さんは、1988年にフィアット・パンダ・スーパーi.e.を購入。その後、ランチア・テーマieターボ、マセラティクアトロポルテV6 2.8 シリーズ4、マセラティ・グランスポーツ(カンビオコルサ)、3代目マセラティ・ギブリなどを乗り継いできた。

フィアット・ヌォーヴァ500Fベースの希少車、『フランシス・ロンバルディ・コッチネラ』。
フィアット・ヌォーヴァ500Fベースの希少車、『フランシス・ロンバルディ・コッチネラ』。    高桑秀典

奥さまにもお話を伺ったら、子どもが学校で熱を出した際にイタリア製の左ハンドル車で迎えに行っていたので、いつも先生たちが訝しがっていたそうだ。

「今、5年ぐらい前に購入した1972年式のフィアット・ディーノ2400クーペと、2年ちょっと前に増車した1989年式のフィアット・パンダ1100CLXも愛用しています」

コッチネラは昨年の年末に国内3人目のオーナーとして買ったらしいが、購入時の話が興味深かった。

「旧くて小さなイタリア車もいいなと思い、ネットで調べてみたら個人売買サイトでコッチネラを見つけました。フィアット・アバルト750GTザガートも所有している人から買ったのですが、ダブルバブルも一緒に買います? と提案されたものの、そちらは引き受けませんでした」

なお、コッチネラはフィアット・ヌォーヴァ500Fベースなので、トラブルが発生してもなんとかなると思い、迎え入れたそうだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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