フォルクスワーゲン、テスラ、BMWのベスト・セダン 2026年欧州版 最も注目すべきEV 10選(後編) 自分に合ったモデルの選び方は?

公開 : 2026.06.17 17:25

9. キアEV3 – 小型電動SUVのベスト

デザイン:9点 インテリア:9点 パフォーマンス:8点 乗り心地&ハンドリング:6点 コスト:8点

長所:クラス最大級のバッテリー 優れたインフォテインメントと使いやすさ 広々とした室内空間
短所:性能の低いADAS 運転の楽しさに欠ける 月々の支払い額が高額

キアEV3は、一般的なドライバーにとって最もバランスの取れたEVの1つだ。AUTOCAR UK編集部は昨年、EV3を「2025年のベストEV」に選出したほどである。実用性、性能、航続距離、そして多用途性を手頃な価格帯で兼ね備えており、並み居る競合車の中でもはるかに魅力的な選択肢だ。

9. キアEV3
9. キアEV3

「一見すると革命的なモデルには見えないかもしれないが、EV3はかなりの成果であり、このクラスの競争を一段と激化させている」
――イリヤ・バプラート(ロードテスター)

重要なのは、8歳でも80歳でも居心地の良さを感じられる雰囲気のクルマだということだ。これは多くのクルマには実現できない感覚である。

81.4kWhという大容量バッテリーは競合車を凌駕し、604kmの航続距離を実現しているが、一番の決め手は価格だ。3万3055ポンド(約710万円)からと、このクラスでは間違いなく非常にコストパフォーマンスに優れたEVと言える。

英国価格は3万3055ポンド(約710万円)から。

10. BMW i7 – ベスト・ラグジュアリーEV

デザイン:9点 インテリア:7点 パフォーマンス:9点 乗り心地&ハンドリング:10点 コスト:4点

長所:抜群の快適性 印象的な洗練性 広々とした室内空間と質感の高さ
短所:デザインに洗練さが欠ける 航続距離が480km未満 競合車に比べて高価

伝統あるロングボディのリムジンに、EVパワートレインを搭載したi7。そのサイズと重量にもかかわらず、狭いコーナーでも絶対的な安定感を持ってラインを描けるという点で、まずBMWらしさがあり、EVであることは二の次である。車内は落ち着いた雰囲気で、さまざまなレザーやウッド素材が巧みに配置され、セカンダリーコントロールはカットガラスで作られている。

10. BMW i7
10. BMW i7

「約113km/hでの巡航時、周囲の騒音がわずか63dBAというのは実に印象的だ」
――マレー・スカリオン(デジタル編集長)

一方、後部座席では、乗員は旅客機のようなツインシートに座ることができる。「スリーピングシート」ポジションや個別スクリーンも完備されている。

さらに、BMWのルーフマウント型31.3インチ8Kシアタースクリーンも備わり、これまでのどのBMW 7シリーズよりも先進的で、広々としている。

英国価格は10万4230ポンド(約2240万円)から。

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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