愛・地球博記念公園に欧州車約250台が集結! 今年で16回目を迎えた『ミラフィオーリ2026』開催

公開 : 2026.06.16 12:05

希少車『ボンド・バグ』も登場

そしてもう1台、『ボンド・バグ』が目を引いた。

1970年代初期にフレックスという中古車業者が輸入を手掛けたことから国内にも複数台存在するはずだが、この個体は後年イギリスから輸入されたものだという。

とても不思議な形をまとったボンド・バグ。
とても不思議な形をまとったボンド・バグ。    内田俊一

オグル・スタジオのデザイナー、トム・カレンがデザインしたバグは、700ccの直列4気筒OHVエンジンを搭載。29psと31psの2種類の出力があった。1970年に生産を開始し、1974年に終了するまでに2268台が製造されたと伝えられている。

もうひとつ述べておきたいこと

さて、今回のイベントでもうひとつ述べておきたいのは、広域財団法人日本AED財団によるスペシャルトークショーが行われ、ブースも出展したこと。そこでは非医療者による一時救命処置の体験としてAEDの使い方や、胸骨圧迫の体験会を藤田医科大学の学生とともに実施したのだ。

クルマとは直接関係はないのだが、いつ何時、救命救急が必要になるシーンに出くわすかもしれないし、家族や友人に必要となる時が来るかもしれない。こういった経験をしておけば積極的に救命に関わることができ、命を救える可能性が上がることにつながるのだ。これは社会貢献とともに、少しでも救える命を増やしたいという主催者の思いから実施された。

広域財団法人日本AED財団と藤田医科大学学生が一時救命処置の体験会を実施。
広域財団法人日本AED財団と藤田医科大学学生が一時救命処置の体験会を実施。    内田俊一

広い会場には展示車とともにキッチンカーや輸入車ディーラー、そして物販やアーティストのブースなどたくさんのショップが出店。さらに展示車の間ではガレージセールも開催され、多くの来場者がその間を回遊し、その雰囲気を味わっていた。

クルマのまわりでは久々に出会った知人と話し込んだり、ベンチを持参し日向ぼっこをしたりと、各自それぞれの楽しみ方で時間を過ごしていたのが印象的だった。主催者によれば、来年もぜひ開催したいとのことだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    内田俊一

    Shunichi Uchida

    日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を生かしてデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。長距離試乗も得意であらゆるシーンでの試乗記執筆を心掛けている。クラシックカーの分野も得意で、日本クラシックカークラブ(CCCJ)会員でもある。現在、車検切れのルノー25バカラとルノー10を所有。
  • 内田千鶴子

    Chizuko Uchida

    イタリアとクルマが大好きで、1968年式のFiat 850 spider Serie2を20年以上所有。本国のクラブツーリングにも何度か参加している。イタリア旅行時は、レンタカーを借りて一人で走り回る。たまたま夫が自動車ジャーナリストだったことをきっかけに取材を手伝うことになり、写真を撮ったり、運転をしたりすることになった。地図は常にノースアップで読み、長距離試乗の時はナビを設定していても、ナビシートで常に自分で地図を見ていないと落ち着かない。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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