ボーフェンジーペン・ザガート(1) アルピナ創業家自社ブランド第1弾 BMW M4コンペがベースの極上GT

公開 : 2026.06.19 18:05

言葉を失うほどゴージャスなインテリア

インテリアは、人間工学的にはM4へ準じ、非常に居心地がいい。それでいて、言葉を失うほどゴージャス。1台の製造に、最低でも250時間、要望次第では400時間が必要になるわけを理解できる。ボーフェンジーペン・オートモービルの、技術力を物語る。

試乗車は、ブラウンとホワイトのツートーンが印象的。レザーは極めて上質で、天井はアルカンターラで仕立てられている。持続可能性へ配慮された素材が登用される近年にあって、禁じられた美しさのような、多幸感を醸し出す。経年劣化も見事だろう。

ボーフェンジーペン・ザガート(欧州仕様)
ボーフェンジーペン・ザガート(欧州仕様)

運転姿勢は理想的。シートは低い位置に据えられ、ステアリングコラムの調整域は広い。後席の乗員空間も充分あり、通常のM4 コンバーチブルよりガラスエリアが広く開放的。視界が広く、実用性も高いといえる。

トランクリッドを開けば、広い荷室。その内側は、ブラウンのアルカンターラがホワイト・ステッチで仕立てられ、まったく隙はない。ピカピカに磨き上げられた、ブガッティ・ヴェイロンのウィッシュボーンへ通じるようだ。

気になる走りの印象とスペックは、ボーフェンジーペン・ザガート(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ボーフェンジーペン・ザガートの前後関係

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