スバルが仕掛ける電動化と試乗体験の新章 インプレッサとクロストレックのeボクサーが間もなく販売終了 ドライブアプリ『SUBAROAD』に新展開

公開 : 2026.07.09 11:00

アプリで店頭試乗をもっと気軽に

そのSUBAROADで培った音声AR技術を、今度は店頭試乗に活かそうという試みがSUBAROAD店頭試乗アプリです。

試乗中の道案内はもちろん、クルマの体感ポイントや開発ストーリーを音声にてリアルタイムで案内してくれます。従来の試乗は、セールス担当者が同乗して短い距離を走るイメージがあるかと思いますが、本アプリを利用することで気軽にひとりで試乗体験をできます。

筆者はSUBAROADアプリを、時間ができたらドライブを提案してもらう感覚で使っています。
筆者はSUBAROADアプリを、時間ができたらドライブを提案してもらう感覚で使っています。    スバル

気になるから乗ってみたいという軽い気持ちの場合、『試乗=営業される』という心理的ハードルを感じる方も少なくないと思います。

それでも『乗ってこそわかる』価値があるのが、クルマというもの。その障壁を壊すのに、SUBAROAD店頭試乗用アプリがひと役買ってくれるでしょう。

今回、実際にプロトタイプを体験してみると、位置情報と連動して走行シーンに合わせたアナウンスが入ってくる仕組みが、クルマへの理解度を高めてくれました。

見通しの悪い交差点では「死角が少ない視界の広さを体感して下さい」と事前に案内が入り、道の傾斜に合わせて走りについて言及したり、長い直線では同社のハイブリッドの歴史に触れたりと、地形に連動してアピールポイントを伝えてくれます。

今後は、車両ごとにアナウンスを変えたり、店舗ごとのルートカスタマイズができるよう調整が進んでいるようです。

今年の夏頃に一部店舗でトライアルを実施し、今年度中の全国展開を目指しているといいます。クルマとの新しい付き合い方の可能性を感じた体験でした。

記事に関わった人々

  • 執筆

    黒木美珠

    Miju Kuroki

    1996年生まれ、静岡県出身。自動車系YouTuberとしての活動を経て、自動車ジャーナリスト(の卵)へと転身。自身の車中泊による日本一周の経験をきっかけに、クルマを通じたライフスタイルの可能性に魅了されるようになる。現在は、輸入車デビューを目指す連載をはじめ、車中泊視点での車両レビューや、YouTubeチャンネル『AUTO SOUL JAPAN』の運営など、多角的に活動中。クルマを単なる移動手段や機械としてではなく、その背景にある開発者の想いや、クルマを取り巻く文化、そして『移動すること』そのものの価値を伝えることをモットーとしている。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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