ロータスの4気筒かワークスな容姿か フォード・エスコート x ヴォグゾール・シェベット x タルボ・サンビーム(2) 甘辛の理想的味付け
公開 : 2026.08.02 17:50
群を抜いてシャープな回頭性
1981年にサンビーム・ロータスは改良を受け、マーシャル社製スポットライトを獲得。ボディカラーはブラック&シルバーが標準だったが、ムーンストーン・ブルーにシルバー・ストライプで決めることも可能だった。
クロザーズの車両の場合、エンジンにビッグバルブとハイカム、高圧縮ピストンが組まれ、220馬力は出ているとか。5速MTもワークス仕様で、ステアリングは電動アシスト付き。ブレーキはAPレーシング社製、ホイールもコンポモーティブ社製に変えてある。

ヒルクライムでのタイムを狙ったアップグレードで、理に適った内容ながら、本来の体験とは少なからず異なるはず。オリジナルへ戻すことも、考えているらしい。
果たして、発進直後から鮮烈。回頭性は群を抜いてシャープで、姿勢制御は極めてソリッド。積極的に、ヘアピンを攻めようという気にさせる。真新しいタイヤの揺るぎないグリップ力とLSDが、そんな気持ちを増長する。
2台の中間にある、甘辛の理想的な味付け
ロータスのツインカム・ユニットが放つ野性的な咆哮は、回転上昇とともに、デロルト社製キャブレターの吸気音を交えた怒号へ転調。ブレーキは、思い切り蹴飛ばせばシェベット HS凌駕の制動力を得られる。濃密なドラマチックさが、クセになる。
5速MTの変速感は、メカニカルで気持ち良い。トップギアでは1000rpm当たり約39km/hで、高速巡航も苦行ではないが、やはり峠道へ出て積極的に回したくなる。

3台の中で、サンビーム・ロータスはひときわシャープ。しかし、能力を完全に引き出すには、より高い速度域と集中力が求められる。エスコート RS2000は、一般道での絶対的な性能で劣らないものの、マイルドなフィーリングが心象を薄める。
シェベット HSは、丁度その中間。甘辛の、理想的な味付けに思えた。
協力:サンビーム・ロータス・オーナーズクラブ、ペリー・アントニオウ氏、CLSカーズ社、リー・スミス氏、ドループ・スヌート・グループ、サム・グランジ・ベイリー氏
ラリー直系の熱々仕立てなFR 3台のスペック
フォード・エスコート RS2000(1975~1980年/英国仕様)
英国価格:4762ポンド(新車時)/3万5000ポンド(約735万円)以下(現在)
生産数:約1万台
全長:4142mm
全幅:1536mm
全高:1409mm
最高速度:177km/h
0-97km/h加速:8.6秒
燃費:8.7km/L
CO2排出量:−g/km
車両重量:941kg
パワートレイン:直列4気筒1993cc 自然吸気 SOHC
使用燃料:ガソリン
最高出力:111ps/5500rpm
最大トルク:16.4kg-m/4000rpm
ギアボックス:4速マニュアル/後輪駆動
ヴォグゾール・シェベット HS(1978~1980年/英国仕様)
英国価格:5939ポンド(新車時)/4万5000ポンド(約945万円)以下(現在)
生産数:約400台
全長:3992mm
全幅:1579mm
全高:1371mm
最高速度:185km/h
0-97km/h加速:8.5秒
燃費:7.5km/L
CO2排出量:−g/km
車両重量:1016kg
パワートレイン:直列4気筒2279cc 自然吸気 DOHC
使用燃料:ガソリン
最高出力:137ps/5500rpm
最大トルク:18.4kg-m/4500rpm
ギアボックス:5速マニュアル/後輪駆動
タルボ・サンビーム・ロータス(1979~1981年/英国仕様)

英国価格:5939ポンド(新車時)/4万5000ポンド(約945万円)以下(現在)
生産数:2308台
全長:3830mm
全幅:1603mm
全高:1405mm
最高速度:196km/h
0-97km/h加速:7.8秒
燃費:6.0km/L
CO2排出量:−g/km
車両重量:960kg
パワートレイン:直列4気筒2172cc 自然吸気 DOHC
使用燃料:ガソリン
最高出力:152ps/5600rpm
最大トルク:20.7kg-m/3800rpm
ギアボックス:5速マニュアル/後輪駆動
画像 ラリーレプリカ エスコート RS2000 シェベット HS サンビーム・ロータス 同時期のハッチバックたち 全116枚























































































































