アルファ・ロメオ 33ストラダーレ(1) 美貌へ秘めたカーボンシャシーとV6ツインターボ 発表時に完売状態 33台目は2027年末完成

公開 : 2026.07.29 18:05

ジュリア GTA用がベースのサスペンション

0-100km/h加速は3.0秒で、最高速度は333km/h。700馬力を超えていなくても、スーパーカーと呼ぶに相応しい。電動アシストは一切なく、車重は約1600kg。最大トルクは74.2kg-mと太く、発生領域は広い。

アルミホイールは20インチで、デザインは3種類。タイヤはブリヂストン・ポテンザで、前が245/35 ZR20、後ろが305/30 ZR20とのこと。ブレーキはバイワイヤ制御され、カーボンセラミック製ディスクの直径は前が390mm、後ろが360mmある。

アルファ・ロメオ 33ストラダーレ(欧州仕様)
アルファ・ロメオ 33ストラダーレ(欧州仕様)

サスペンションは、前後ともダブルウィッシュボーンで可変式ダンパーが組まれる。アルファ・ロメオ・ジュリア GTA用をベースに、専用チューニングを受けている。

ドライブモードは、ストラーダ(公道)とピスタ(サーキット)の2種類。後者を選ぶと、スタビリティ・コントロールをオフにできる。ダンパーは、前者ではソフトかミディアム、後者では、ストラーダとは違うミディアムか、ハードを選べる。

車両生産はトゥーリング・スーパーレッジェーラ

冒頭の打合せ室では、ライトブルー・メタリック塗装にゴールドのホイール、アルカンターラとレザーのツートーン・ブラウン内装で、自分はコーディネートしてみた。その仕上がりは、想像の限り素晴らしい。メタリックオリーブ・グリーンと迷ったが。

ある顧客は、仕上げに8時間も悩んだとか。帰宅後、妻が組み合わせを気に入らなかったと、電話してきた人もいたという。億万長者でも、御婦人の意見は優先らしい。

アルファ・ロメオ 33ストラダーレ(欧州仕様)
アルファ・ロメオ 33ストラダーレ(欧州仕様)

車両生産は、カロッツェリア・トゥーリング・スーパーレッジェーラ社が請け負っており、多くの手作業が必要とされる。33台目が完成するのは、2027年末とのこと。

肝心の走りの印象とスペックは、アルファ・ロメオ 33ストラダーレ(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・プライヤー

    Matt Prior

    役職:編集委員
    新型車を世界で最初に試乗するジャーナリストの1人。AUTOCARの主要な特集記事のライターであり、YouTubeチャンネルのメインパーソナリティでもある。1997年よりクルマに関する執筆や講演活動を行っており、自動車専門メディアの編集者を経て2005年にAUTOCARに移籍。あらゆる時代のクルマやエンジニアリングに関心を持ち、レーシングライセンスと、故障したクラシックカーやバイクをいくつか所有している。これまで運転した中で最高のクルマは、2009年式のフォード・フィエスタ・ゼテックS。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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