第5のモデルライン 新型『レンジローバーGT』プロトタイプ初公開 低車高のスポーティな高級SUV EVとハイブリッドが登場予定
公開 : 2026.07.24 07:25
新開発のEMAプラットフォーム採用
専用設計のEVプラットフォームのおかげで、後部座席の足元スペースはフルサイズの『レンジローバー』に匹敵すると期待されている。光をたっぷり取り込む大型のガラスルーフも特徴的だ。ルーフラインが傾斜しているにもかかわらず、リアドアの乗降性やヘッドルームは非常にゆとりがあると言われている。
GTは、小型および中型モデル向けに開発された新しいEMAプラットフォームを同社として初めて採用する。EMAプラットフォームはもともと複数のパワートレインに対応するよう設計され、その後、バッテリー駆動専用として紹介されていた。最近、グローバル市場の動向に沿ってハイブリッド車とEVの両方で採用されることが明らかになった。

GTに続く2台目のEMA採用車は、ランドローバーの新型『ディフェンダー・スポーツ』(仮称)になると見込まれている。詳細はまだ不明だが、人気の高い『ディフェンダー』の小型版であり、おそらく『ディスカバリー・スポーツ』や『レンジローバー・イヴォーク』の後継となるものと予想される。
ラインナップを補完する存在
AUTOCARはレンジローバー担当マネージング・ディレクターであるマーティン・リンパート氏に単独インタビューを行った。以下、Q&A。
――既存のレンジローバーの顧客は、新しいEVモデルを受け入れるでしょうか?

「レンジローバーのEVは、当ブランドが過去56年間にわたり体現してきたすべての価値観の集大成であると考えています。ワンペダルドライビングやより迅速なトラクション制御により、これまで以上に洗練され、スムーズな走りを実現しています。電動パワートレインが理にかなうクルマがあるとすれば、それはレンジローバーです。電動のレンジローバーがいつ登場するのかと尋ねるお客様は数多くいらっしゃいます」
――新型レンジローバーGTは、ヴェラールやスポーツの販売に良くない影響を与えてしまうのでは?
「むしろ逆だと思います。このモデルはレンジローバー・ファミリーを完璧に補完する存在です。レンジローバー・スポーツは五感を刺激するパフォーマンスがすべてであり、EV版はさらにスポーティなので、その傾向はより顕著になります。一方、今後登場するGTは、長距離ドライブの楽しさを追求したモデルです。最も “乗用車らしい” レンジローバーになるでしょう。そしてヴェラールは、現代的で美しいデザインがすべてであり、若い世代や若い家族層にとって良い選択肢となるでしょう」
――レンジローバーのラインナップの下位モデルはどうなるのでしょうか? イヴォークとヴェラールは発売からかなり時間が経っています。
「わたし達はレンジローバーとレンジローバー・スポーツ・エレクトリックの発売に注力してきました。これは絶対に乗り越えなければならない大きな転換点でした。レンジローバーGTは、新しいEMAアーキテクチャーに基づいて開発された最初のモデルであるため、当然ながらその実現に多くの力を注ぎました。しかし、2年半前にはレンジローバー・イヴォークも改良を行い、イヴォークとヴェラールのマーケットエディション(ベルグレイヴィア・エディションやホクストン・エディションなど)を投入して、市場での存在感を維持しています。これらのモデルには熱心なファンがいて、すべてを一度にこなすことはできないのです」
画像 グランドツアラーとSUVの要素を融合させた新しいモデルライン【レンジローバーGTのプロトタイプを詳しく見る】 全9枚











