ダットサン初代ZからマツダRX-7まで 乾いた大地に眠る廃車 38選(後編) ジャンクヤード探訪記
公開 : 2026.08.28 11:45
オペル・カデット
ウォラー・オートパーツでは、この2ドア・セダンを含め、さまざまなボディスタイルのオペル・カデットが少なくとも20台確認できた。これは驚くほど豊富なスペアパーツの供給源と言える。しかし、今日、こうした比較的人気のないドイツ車をどれほど多くの人がレストアしているのかという疑問も浮かぶ。カデットはドイツから米国に輸入され、ビュイックのディーラーを通じて販売されていたが、愛好家の手元で現存しているものはほとんどないようだ。

フォード・ランチェロ – 1959年
フォード・ランチェロは、乗用車とピックアップトラックを融合させた、かなりユニークなコンセプトのクルマだった。シボレーのエルカミーノに先んじて、1957年に発売された。この1959年式の個体は第2世代モデルで、当時のフォードのフルサイズ車シリーズと同じスタイリングを採用している。
ドン・ウォラーさんが1983年に仕入れた当時は走行可能で、新しいブレーキも装着されていたが、40年経った今、その性能を実際に試すのは控えたほうがよいかもしれない。6気筒エンジンに3速マニュアル・トランスミッションを搭載しており、部品は揃っているものの、ロッカーパネルには錆が見られる。この1台は、ぜひとも保存されるべきだ。

フォード・マスタング – 1973年
1973年式のフォード・マスタングは、初代モデルの最終後期型であり、翌年に第2世代へとフルモデルチェンジしている。このV8エンジン搭載車は、オリジナルの351クリーブランドエンジンを今も残しているが、長年の放置によって劣化と部品取りが進んでいる。ブレーキは機能せず、内装はボロボロで、エンジンは部分的に分解された状態にある。しかし、ボディは驚くほどしっかりしており、クォーターパネル周辺にわずかな錆が見られる程度だ。

カイザー – 1947年
1947年式のカイザー・カスタムは、依然として戦前のデザインに依存するライバルが多い中、新しい戦後デザインをまとって登場した。カイザー・フレイザー社は1947年モデルで13万9000台以上を生産したが、デトロイトのビッグスリーに挑戦しようとしていた新興自動車メーカーとしては目覚ましい成果である。
コンチネンタルのフラットヘッド6気筒エンジンを搭載した4ドア・セダンで、純粋な性能よりも快適性とモダンなスタイリングを特徴としていた。

シボレー・ヨーマン – 1958年
1958年式のヨーマンは、シボレーの低価格ステーションワゴンであり、ラインナップではブルックウッドやノマドの下位に位置していた。わずか1年間のみ生産されたヨーマンは、装備を最小限に抑え、標準で6気筒エンジンを搭載していたが、V8エンジンもオプションとして選択可能だった。
このような4ドアモデルは、希少な2ドアモデルよりはるかに一般的だったが、現存車は極めて少ない。この個体は、ガラスや内装の多くをすでに失っているが、有用なボディパネルやトリム部品がまだ残っている。

























