試乗 日産リーフe+ 62kWhバッテリーに217psモーター 手強いライバル登場が迫る

公開 : 2019.07.23 10:10

4万ポンド(544万円)を超える価格

インテリアに関しては、通常のリーフとリーフe+との間に大きな違いはない。標準装備の内容も充実しているし、車内空間も不足は感じられない。用いられている素材感も、許容できるものだといえる。

ステアリングのテレスコピック調整の幅が小さいことにも変わりなく、身長が185cmを超えるわたしの場合、ドライビングポジションがどうにもしっくりこない。リーフe+の価格を考えると、改善の余地はあるのではないだろうか。

最後に価格について。残念ながら、リーフe+の最大のマイナス要因だ。日産が英国で設定している限りでは、リーフe+で選択できるのは最上級グレードとなるテクナのみ。もし英国政府の補助金3500ポンド(47万円)を引かなければ、実際の価格は4万ポンド(544万円)を超えてしまう。

といっても、通常のリーフとの価格差は5000ポンド(68万円)程度だから、バッテリーとモーターに法外にお金を取られているわけではない。しかし、本当にこれほどの航続距離とハイパワーなモーターが必要かどうかは、内容の魅力以上に充分に検討する必要はあるだろう。

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